ESO開発チームが提供するワールドビルディングとハウジング・エディターのヒントを元に、自身が崇拝するデイドラ公への忠誠心を示しましょう。
タムリエルの薄暗い場所にはデイドラ公の祠が多く点在していますが、ハウジング・エディターにより、家のプライベートな空間から自身の主に対する信仰心を示すことができるようになりました。
しかし、デイドラは多種多様且つ個性豊かであるため、新しい祠をビルドするのは簡単ではありません。
同じ信仰心を持った守護者から誇られるような祠をビルドするために、今回はESO開発チームのレベルデザイナーであるKimberly Mallasと、システムデザイナーのCullen Leeが提供するワールドビルディング及びハウジング・エディターに関するヒントをご紹介します!
雰囲気と第一印象を先に考慮しましょう
Kimberly:私が常に関心を寄せているのは、環境によってどのような雰囲気が表現されるのかということです。
日当たりの良い牧草地と湿った洞窟では大きな違いがあるため、色や質感、照明、そして住民について最初に考えるのが良いでしょう。
意外性のあるものを空間に織り交ぜる方法を考え、個性的でありながら調和のとれた環境を作成するのも楽しいですけどね!
Cullen:私もそう思います!もう一つ重要なことは、他のプレイヤーが祠を訪れた際の移動経路です。
彼らの第一印象はどのようなものになるのか?祠を目的地にして訪れたのか、それともただ通り過ぎるだけなのか?などを考慮します。
Kimが挙げた要素を利用して人々を空間に導き、あなたの作品を最高の状態で披露するようにしましょう。
光と影は重要な要素です
環境を利用してシーンを設定しましょう
Cullen:「この空間に足を踏み入れた時、他のプレイヤーにどのように感じてもらいたいか」。それを自問自答しましょう。
歪な形の物や壊れたオブジェクトには不安な心を煽る作用があり、滑らかな形をした物や花は落ち着きを与えることができます。
シェオゴラスを祀る祠であれば、アンバランスで混沌とした環境が良いかもしれません。
一方、クラヴィカス・ヴァイルの祠は一見魅力的ですが、危険を示唆する微妙な要素を利用して疑わしい雰囲気を作り出します。
Kimberly:ワールドビルダーが理想とするのは、プレイヤーがすぐに物語へと引き込まれるような環境です。
ノクターナルの領域に馴染み深いプレイヤーには暗闇が最適ですが、環境をコントロールして常に夜間にさせることはできないため、シーンを設定するために使えるものを利用します。
例えば、洞窟や薄暗い部屋などの暗い室内を選択し、エバーグロームの暗闇を彷彿とさせる濃い霧と、青や紫の鮮やかな色合いの装飾を追加することができます。
あとは幽霊のような照明をいくつか足せば、影に吸い込まれる準備は万端です。
物語を伝えましょう
Kimberly:物語を伝える優れた方法は、聴き手に多くの疑問を持たせてからその答えを視覚的に表現することです。
例えば、骸骨を配置して、言葉を使わずにどうやってそのような姿になったのかを説明するとします。
この人がここで何をしていたのか、何が彼を破滅に導いたのかなどを視覚的に表現できる方法を考えるのです。
私なら小道具を活用して、この冒険家が誤ったデイドラ公を崇拝していたことを示唆するでしょうね。
Cullen:その通りです!この優れた手法では比較的明白な質問と回答から始めてプレイヤーの心を掴み、その後より微細な繋がりへと物語を進めていきます。
Kimの例えを借りますが、陰惨なキッチン付近に2体の骸骨を配置するとします。
1人には毒のかばんを持って逃げようとした形跡を作り、もう1人はナイフを手に近くの壁際で倒れ込むように配置します。
前者の骸骨が殺害されたことを明確にできれば、ただ不気味な雰囲気のために骸骨を配置したのではなく、物語を伝えようとしていることを他のプレイヤーに認識させることができます。
毒のかばんが何に使用されたかは気になるところですが...
テーマ性のある要素を使用し着目点を維持しましょう
Cullen:祠のビルドでは祠自体に焦点を合わせ、そのシーンにある他の要素がそれを邪魔せずに際立たせていることが重要です。
テーマに持った素晴らしいアイデアを閃いたものの自分の祠には相応しくはないという場合は、後ほど訪問者として試してみましょう。
デイドラを崇拝するのにルールはありません。自分の心に従いましょう!
Kimberly:それぞれのデイドラ公に関連するテーマの要素を念頭に置き、可能な限りそれらが持つ特性を取り入れるようにしています。
例えば、炎や硫黄はメエルーンズ・デイゴンの崇拝者が好む刺々しい黒い家具にぴったりですが、ハーシーンの信者には不潔な生き物に悩まされている葉の蔦が魅力的に見えるでしょう。
テーマのある要素を使って適切な印象を与えましょう
ハウジング・エディターの高度な機能を活用しましょう
Cullen:ここ数年でエディターに追加された機能をまだ試していないのであれば、慣れるために少し時間をかける価値はあります!
精密編集は正確な配置を行うのに適しており、すべてが正しい角度で揃っているかを確認する時にも便利です。
私がよく使うコツは、精密編集を使用しガイドとしていくつかの家具を慎重に配置してから、そのガイドに沿って他の家具を配置する方法です。
いくつかの家具をお望み通りに配置したら、使いやすくするためにリンクすることを検討しましょう。
小さな家具と大きな家具をリンクすると、小さな家具を個別に編集することも可能ですが、大きな家具を編集することでリンクした家具一式を一度に移動させることもできます。
Kimberly:ハウジング・エディターの一番気に入っているところは、精密編集を利用して誤った家具の配置を正したり、微調整を施したりできることです。
しかし、もし私がシェオゴラスに敬意を表してデイドラの祠を作るのであれば、そういった設定は省いて代わりに倒れそうなチーズホイールの塔を神殿に追加するでしょうね!
祠を共有しましょう
今回ご紹介したハウジング・エディターとワールドビルディングに関するヒントが、ご希望のデイドラ公の祠をビルドする手助けになれば幸いです。
もちろん、信仰を示す方法に正解や不正解はありません。
インスピレーションを得て新しい祠を作った場合、または家の一部を既にオブリビオンの王の一人に捧げている場合は、Twitterでお知らせください!
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