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ロアマスターの保管庫 ー 夜の市場

今回のロアマスターの保管庫では、管理人と共に夜の市場の秘密を深く探りましょう。

 

編集者のメモ:こんにちは、読者の皆さん。アマリエンよ! ファーグレイブについて、私の知識からすっぽり抜けていると言ったら皆さんは驚くかしら? デイドラの小次元は私の専門分野じゃないの。安全に訪問するにはいろいろと調整が必要なのよ。それに書類の手続きも!

だから、ファーグレイブの著名な住人が訪ねてくると聞いた時の驚きは想像できるでしょう! しかも夜の市場を世話するあの管理人よ! 私の絶叫は、ソリチュード中に響き渡ったと思う。

古遺物収集家協会の噂によると、管理人は教養深く、この上なく洗練された人物らしい。私は恥をかく覚悟をしてから、あらゆる手を尽くして彼を迎える場を整えた。ファーグレイブからさまざまな軽食や珍味を取り寄せ、スキングラードから輸入した極上のヴィンテージワインをデキャンタに移し、吟遊詩人の大学のカナン奏者を雇ったの。

その結果が以下になるわ。謎めいた、夜の市場に関する質問への回答をお楽しみに!

 


これまでにどこかの地区で先駆者が残したもの、たとえば何らかの品物とか、日記のようなものは見つかっていますか? 過去の地区や豪勢な試練の記録で、研究に使えるようなものはありますか? 最後に、地区の住民の性質はどのようなものですか? 見覚えのある存在が現れますが、あれは幻ですか? それとも深い意味があるのでしょうか?

—Trivuria Arys of House Telvanni


ご存じない方のために説明すると、先駆者とは夜の市場で名を上げるため、最初期に組織されたグループだ。地区の扉が閉じた時、我々の世界と完全に切り離され、多くのメンバーが行方不明になった。もちろん、そのような悲劇を防ぐための対策は編みだした。だが質問にお答えすると、ノーだ。我々はまだ、行方不明になった彼らがどうなったのか突き止めていない。

記録の保持に関しては、過去の地区と試練の記録が残念ながら不十分だ。権力が3つの勢力に集約されたのは、少なくともデイドラの目から見ればつい最近の出来事だ。時と共に、記録がより良い形で保管されるようになることを願っている。

さて、地区と住民の性質についてだが、私にできるのは推測を伝えることだけだ。一般的に、地区の扉が開くと我々の世界に隣接する次元が現われるとされている。だが、「隣接」の定義については意見が分かれている。中には、我々の次元から枝分かれした運命線だと考える者もいる。扉は、異なる選択がされていた場合に成る可能性があった世界を見せているのだと。一方で、同じ分岐だが異なる時点で、扉は閉じるまで何度も繰り返される一瞬を捉えていると考える者もいる。

確かに、見覚えのある存在の多さは興味深い。もしかしたら、繰り返しのパターンから何かを探り出すことができるかもしれない。訪れてはどうだろう? 意欲的な者は、しばしば興味深い発見をするものだ。

 


地区が閉じたら中の獣や存在はどうなるのでしょうか? 私たちが遭遇する、あの奇妙な状態で存在するだけなのですか? それとも、領域は住民と本来の姿に何一つ欠けることなく戻り、結果として住民たちも正常な状態を取り戻すのでしょうか?

それから、ラッカスのリーダーに質問を伝えていただきたいのですが。あらゆる種類の獣人を受け入れているというのは本当ですか? 友人のためにお尋ねします。

—"Goblin Tim"


前の質問と同様に、どういう仕組みであの領域を訪問できているのかはわかっていない。従って、領域に踏み込めるわずかな間の機会が終わった後、どうなっているかもわからない。

少なくとも現時点で、私はこう考えている。今のところあの領域は、すべてが混沌とした破壊と、壊滅的な大変動の状態にある。その戦いによって次元の壁が薄くなり、夜の市場の性質の影響を受けやすくなったのだろう。要するに次元の入口が閉じたら、既に激化していた戦いへ、再び戻るだけなのではないだろうか。

軽い話題のほうだが、それは正しい。ラッカスはあらゆる獣人が戦いに加わることを歓迎している。喜んで「友人」を推薦しよう。

 


長年研究をしていて、デイドラ公が自らの支配領域を拡大するため、オブリビオンの領域を征服する事例がしばしば見られることに気づきました。夜の市場に踏み込み、奪い取り、独占的支配を目指すデイドラ公(または下級デイドラ)による侵略で、注目に値するものはありますか? 私の推測では、メエルーンズ・デイゴンならそのような野望を抱くような気がするのですが。

—Asrea Starlight, Scholar


それについては多くの者が考えたはずだ。しかし忘れてはならないことだが、夜の市場とそのわずかな資産は一時的だ。境界上のものなのだ。さらに各地区が好戦的な者で満ちていることを考え合わせれば、あえて手を出さない理由としては十分だろう。

とは言え、彼らは厳重な監視を続けているはずだ。サングインの陽気な人たちはタキエンのパーティーを楽しんでいる。モラのウォッチリングとペライトのデイドラットは、サウザンドアイズのうごめく大群に馴染んでいる。メエルーンズ・デイゴンに仕えるドレモラはカラカルの闘技場を気に入っている。時にはバルバスを見かけることすらある。愉快な者で、おやつを持っていれば素晴らしい話し相手になってくれる。

 


夜の市場の住民の間で知られている書簡、先駆者の物語を読み、この領域の知られざる勢力の歴史について深く考えました。管理人さん、先駆者やその他の勢力について、知っている話があれば教えていただけませんか?

—Nicolas le Bellerose, Spellknight-mentor of planology, Daggerfall School of Julianos.


現在勢力がもたらしているのは規則と構造であることを、まずは理解してほしい。先駆者が存在したのは無謀な時代だった。ベルトに短剣を差し、横に仲間が1人いれば誰もが自作の旗を掲げ、地区に突入できた。お前の言う原初の勢力の多くは、渦巻く混沌と未知なるものに飲み込まれ、消滅してしまった。その数は数百にも上るだろう。だが先駆者のように、夜の市場を現在の形にした勢力も少数ながら存在する。

閉じてしまった地区から引き戻す命綱を作ったのは、シビルオラクの治癒師たちだ。このグループはその数年後に劇的な決裂を迎え、そのリーダーは現在、悪意の前兆となっているようだ。

地区の侵入者から我々の次元を守る結界を作ったのは、ルミックスチュワードの不屈の守護者たちだ。最後に聞いたところでは、彼らは現在ファーヌイヘンに仕え、メイルストロームと呼ばれる小さな領域の創造を支援しているらしい。

それから、最初に定命の者の冒険者と契約を結んだプライムファンダメントのリーダーには感謝するべきだろう。特に、直面した危険に値する報酬が得られることを確約した条項に。彼ははるか昔、クラヴィカス・ヴァイルとの契約で競争回避条項に署名した後、彩られた部屋の沖合にある島で隠棲している。

 


たくさんの定命の者が夜の市場を金儲けのチャンスと見なしていると思います。夜の市場に群がる定命の者は、ドレインに苦しんでいるのでしょうか? そうした者たちは、どのようにレッドメイデンを手に入れるのですか? ラッカスのような、主に定命の者が優勢な勢力には、免れない狂気から彼らを守る上位のデイドラとの契約が存在するのでしょうか?

一応申し上げますが、私はカラカルの過去を詮索するつもりはありません。ただ、誰に忠誠を誓っていようと、定命の者がドレインに屈するのは悲劇的なことですから。

—Nikola Frey, of the Eclipse Inquisitorum


ご存じない読者のために説明するが、ドレインとは、定命の者がファーグレイブに長く滞在すると患う病だ。レッドメイデンは定命の者がこの病の治療や予防に用いる手段で、好意的に解釈するならば、医薬品だ。

レッドメイデンは入手がとても困難で、商う者はひいき目に見てもゆすり屋のような者ばかりだ。故にほとんどの定命の者にとって、選択肢は1つしかない。デイドラとの契約だ。この契約により、夜の市場も含むファーグレイブ内部で活動する間、ドレインに対する魔法の保護を受けられ。これが勢力に加わることを推奨する、数ある理由の1つだ。解き放たれていることは困難かつ危険だ。不要な危険を冒す必要はないだろう?

さて、諸君の中でも学識のある方は、すでに私の一歩先を行っているかもしれない。ドレインから身を守るのにデイドラの契約が必要なら、ラッカスのリーダーである定命の者、月の目カラカルとの契約でどのように守られるのか? カラカルはドレインの影響を受けやすいのか? 彼自身が強力なデイドラから守られているのか?

親愛なる質問者Nikola Freyの賢明な言葉を繰り返して恐縮だが、「私はカラカルの過去を詮索するつもりはない」。ラッカスと契約を結んだ者は、グリッタリングゴードやサウザンドアイズに加わった者と同様に、ドレインから守られる。カラカルがどのようにしてこれを成し遂げたのかは、また別の機会に問うべき問題だろう。

 


前回、夜の市場が開いた時に、珍しい品がかなりたくさん見つかったという噂を耳にしました。そこで興味を持ったのですが、あなたは夜の市場で回収されたものを目にしていますね。中でも特に興味深いと思った品をいくつか紹介していただけますか? 多岐にわたる活動の中で、私の興味を引くような本に出合いましたか?

—Benefactor, Librarian of the Imperial Library


言いにくいが、本は地区の財宝の中でも一番見つかりにくい品だ。地区はほとんどの場合、壊滅的で恐ろしいほどの混乱状態にある。そして知っているだろうが、本というものは非常に繊細だ。そして定命の者の冒険者たちの注意は移ろいやすく、すぐに黄金や手強い獣に引き付けられてしまう。彼らは砕かれた次元の巻物や文学に価値を見出さない。

だからと言って、決して本が回収されないわけではない。私の手元には、ささやかながら地区の文書のコレクションがある。奇妙な構成で、統一されたテーマや分野はない。錬金術の材料の判読できない本、材料の商人が販売したクジャク石の品質に対する苦情の手紙、「私を飼いならしたドレモラ」という題のとても退屈な恋愛小説。陳腐な点が多いが、当然ながら贅沢は言えない。

 


夜の市場はオブリビオンの次元にありますが、住民は時空を超えてペットを捕まえることができたのでしょうか。ニルンでは絶滅している生物を地区内で見かけたことはありますか?

—Professor Arniel Gnome


定命の者の次元で絶滅した生物に詳しいわけではないが、地区から連れ出された奇妙な獣についてなら、いくつか紹介できる。

うっそうとしたジャングルの地区から連れ出された、塔のようにそびえ立つ首のグレートリザード。ゼラチンの粘液物質で形作られた、巨大な多腕の熊。声を揃えて鳴く、小さな機械仕掛けのカエル。話しかけられた言葉を完璧に繰り返せる4枚の翼を持つ鳥。それに、私の手のひらに収まる大きさの犬の精霊、または残響だ。

だが、こうした獣が売られているわけではない。自然の生息環境から離れると、ごく少数しか生き延びられないのだ。地区の扉が閉じる前に得られる、生息地の情報は限られている。だから、「救われた」獣は、必ずしも飼えるわけではない。

ああ! そう言えば一度、グーブレットの群れがいたこともあった。お前たちの次元では絶滅している生物だ。奇妙な小型の鳥で、飛ぶことができず、わずかな期間、夜の市場では珍味として楽しまれた。バターと塩、あとは… ブランデーに漬け込んだのだったか? 思い出せない。

 


世界にはあるべきではない空白が存在します。それは、秩序が及ばないところで機能する場所です。夜の市場とファーグレイブが、バトルスパイアの目を逃れているのはなぜですか? これらの領域は、完全に隠されているのですか? それとも、単に帝国軍の魔闘士から無視されているだけですか? 私の同僚が、このような場所から獲得できる力の誘惑を無視するとは到底思えないのですが。

—Absentis Vesanus, Imperial Battlemage


なぜ我々が無視されていると思う? 定命の者のギルドの名の元に、夜の市場に入り込む者が大勢いるのは間違いない。その中にはバトルスパイアも含まれている。自分たちが賢く、人目に付かないと信じている定命の者たちだ。実際、「賢い」訪問者はいつでも歓迎だ。定命の者の手にある力は儚い。仮に脅威だとしても、束の間のものだ。だが、知識は? 研究は? それが真の狙いだ。

助言をしよう。お前たち定命の者は、しばしば殻に引きこもる。ごくわずかな、限られた者にだけ知識を分け与える。秘密を守る壁は何者も通さないと信じている。だが、夜の市場への道が双方向であることは知っておいた方がいい。お前たちは我々の間を無傷で歩けるし、我々もお前たちに混ざって見つかることなく歩ける。これを脅迫だと思うべきではない。単なる敬意を示す乾杯だ。我々は皆、同じものを追い求めている。ただ、より多くの時間を持つ者がいるだけだ。

 


ファーグレイブの混沌の謎に覆われたケスよ、あなたの出自――つまり運命線(もちろん、影の領域の「今」の言い方ですが… まったく最近の若者ときたら)にまつわる噂を耳にしています。あなたは偶然、ケスという名を通称に選んだのですか? それとも、特定の戦争の化身と繋がりがあるのですか? お答えください。さもないと、あなたの死の間際に答えを聞き出すことになりますよ。

—Alexis Z. Ashwing, Undaunted Nightblade


私の名など、どうでもいいことであり、お前がでっちあげた根拠のない疑惑にも何の意味もない。

 

編集者のメモ:これで全部よ。正直言うと、かなりぶっきらぼうな終わり方だったわね。彼は最後の質問の後、羽ペンを置くと、私へ丁寧に会釈してポータルの向こうに消えていったわ。

それに、私が用意した軽食に手をつけなかったことにも気づいた。あれだけ苦労して手に入れたファーグレイブの珍味なのに。何てこと。怒らせてないといいんだけど。

まあ、読者の皆さん、また会いましょう!

 

この、領域の中の危険な領域について、質問を寄せてくださった勇敢な冒険者の皆さんに感謝いたします。夜の市場とその住民について、独自の理論をお持ちですか? ぜひ公式フォーラム (EN)でコミュニティに共有してください。

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