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「虫の教団の季節 パート1」の制作秘話を知りましょう

真の続編である「虫の教団の季節 パート1」でメインクエストラインを蘇らせた、ESOの開発チームの制作秘話をご覧ください。

真の続編

「虫の教団の季節 パート1」PC/Mac版が6月2日(北米時間)に登場した時点で、皆さんはESOの基本ゲームメインクエストの続編を、初めて体験することになります。

「私たちは、(ESOの10周年記念のために)何か特別なことをしたいと考えました。それが元々のメインストーリーを再訪し、それに基づく物語を作ることだったんです」と、ESOのプロジェクトナラティブディレクター、Bill Slavicsekは語ります。「そのために復活させるとしたら、邪悪な虫の教団以上にふさわしい敵はいませんよね。それで私たちはリリース時のゲームの物語を土台に、真の続編として先に進むストーリーを思いついたんです」

ESOの基本ゲームの続編の制作にあたっては、続編ならではの困難もありましたが、チームはそれによって生まれた、新たな機会を楽しみました。

「以前のチャプターやDLCで、プレイヤーが特定のコンテンツを終えていることは想定できませんでした」と、ESOのシニアライターに加わっているRich Bakerは説明します。「ですが、虫の教団の季節は続編として考えられたものですから、キャラクターたちに以前の出来事に言及させ、その基礎の上に新しいストーリーを設定できました」

もちろん「虫の教団の季節」をプレイするのにオリジナルストーリーを完了している必要はありませんが、コールドハーバーでモラグ・バルに立ち向かったベテランプレーヤーたちは、この物語の続きを堪能できるでしょう。

「私たちは、自然な形で新しいプレイヤーを迎えられるよう全力を尽くしました」とSlavicsekは言います。「新しい物語を伝えるため、私たちの年表を少しだけ進められたのは楽しい経験でした」


ソルスティスを救う戦い

1年にわたって続く新たなサーガのパート1以外にも、西ソルスティスには探索を進めるうちに見つかる、独立したクエストやストーリーがたくさんあります。

Slavicsekは「プレイヤーの皆さんには、新しいアルゴニアンの文化を楽しんでいただけると思っています。私たちが目にしてきた本土のアルゴニアンの文化とはかなり違いますから」と、述べています。「それから、シーエルフ海賊のストーリーもあります。あとはぜひとも触れておきたいのが、コールドハーバーの優れた忠実な馬にスポットライトをあてたクエストなんですが...いや、やめておきましょう。サプライズを台無しにしたくないですから!」

 

帰ってきた英雄と悪役

邪悪な虫の教団の復活はすでに明らかになっています。彼らはかつて虫の王マニマルコが率いていた死霊術師の集団で、現在はソルスティスの島を苦しめています。

「虫の教団は大げさな悪役だから大好きなんです」とBakerは言います。「悪役は、たとえどれだけ見当違いであったとしても、自分たちの物語の中では英雄なのだ、とよく言われますよね。ですが虫の教団は、それとは違うタイプの悪役です。彼らは救いようがなく、権力に飢えて誇大妄想にとりつかれた連中なんです。悪い理由で悪いことを求めているので、止めるのが正しいかどうかなんて自問自答する必要は一切ありません。楽しいですね!」

「彼らは自分たちの目標や使命をひたすら真剣に捉えています。」と、Slavicsekは言います。「そして徹底的に邪悪です。10周年記念のストーリーで、彼らを最前線に引っ張り出さないわけにはいかないですよね? しかも、彼らの仲間にはムカつくけど目が離せないような新顔も追加しました」


虫の教団の復活

虫の教団がソルスティスで何を目論んでいるのか、正確なところは自分で確かめるしかありません。ですが、ご心配なく。あなただけでやる必要はありません。チームはナイフのスコルドやガブリエル・ベネレなど、ファンに人気の味方もたくさん再登場させました。

「再登場するキャラクターをストーリーに加えるときは、きちんとフィットしているかどうか自分に問いかけます」とSlavicsekは説明します。「彼らがここにいる理由、このシナリオにおける彼らの目的を。それが私たちが伝える物語にとって、彼らを不可欠な存在にしていきます。さらに今回は記念のストーリーですから、できるだけ復活キャラクターを登場させたいと考えました」

「元々のメインストーリーと虫の教団から始めたので、私たちの目は自然と選ばれし5人に向きました」とBakerは言います。「ですがオリジナルゲーム以降、彼らのうちの何人かはさまざまなチャプターに登場してしまっていました。ですからそういったキャラクターたちから一歩引き、興味深いけれどもあまり活用されていない、もう少しスポットライトを浴びてもいいはずのキャラクターへ注目することにしたんです」


新しい仲間と昔からの仲間に出会おう

2パート構成の冒険

「虫の教団の季節」のストーリーラインにおけるもう1つのユニークな点は、2つのパートに分けられたことです。この新しいサーガのパート1は6月に配信が開始されますが、第4四半期*にパート2がリリースされるまで、本当の意味で完結させることはできません(東ソルスティスに乗り込むこともできません)。

「詳しくは言えませんが、(この形式は)すばらしいクリフハンガーの機会をもたらしてくれました」とBakerは説明します。「一般的に、チャプターやDLCでは一気にストーリーを終わらせないといけないため、こういったことはできません。今回は中盤の予期せぬ展開で皆さんを驚かせたあと、一息いれる余裕も作れました。これは滅多に使える機会のないストーリー上の強力な仕掛けですから、最大限に活用しました」


2パート構成で語られる死と隣り合わせのストーリー

また、「虫の教団の季節」は新技術プレイヤー選択肢オプションをフル活用した(4月のプロローグクエストに続く)最初の大型リリースで、NPCとの会話に個性を加えられます。

「ゲームの10周年記念の一環として、満を持してこの新しい機能を公開するのは、私たちにとって当然の流れでした」とSlavicsekは説明します。「何年もかけてこのコンセプトの実験をしてきましたが、ついにゲームにとって欠かせない要素にできたんです」

「個人的には絶妙なタイミングで少し生意気だったり、ユーモラスだったりする選択をプレイヤーの皆さんに提供できる機会をとても楽しんでいます」とBakerは言います。「人はいつだって深刻な状況に直面するとジョークを言ったりします。それが危険や不安に対処する方法の1つなんです。誰だって時には、現実で絶対に言わないようなことを衝動のまま口にしたいと思うことがありますよね」

 

あなたのサーガを続けよう

「虫の教団の季節」のストーリーラインは、2014年に始まったサーガを続けるチャンスです。再びタムリエルでもっとも恐れられた、死霊術の教団に立ち向かう覚悟はありますか?お知らせください! 

「虫の教団の季節 パート1」のPC/Mac版が6月3日(北米時間)に登場します。これは「コンテンツパス2025」の「スタンダードエディション」と「プレミアムエディション」に含まれます。

*ご心配なく、パート1もパート2も2025コンテンツパスに含まれます!

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