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ロアマスターの保管庫 ー タムリエルの休日

支配人がタムリエルの伝統を紹介します。このシーズンを満喫しましょう!

そこのあなた! そう、これを読んでいるあなたよ。以前会ったような気がするんだけど。冗談よ。あなたが読んでいる文字を通して見えるわけがない。

私は支配人。エキゾチックで魅惑的な商品を取り扱い、珍しい物語や、それ以上に珍しいアーティファクトを売買する商人よ。皆さんの質問に答え、タムリエル全土の文化や祝日について私が知っていることを話してほしいというお誘いをいただき、とても光栄に思っているわ。

歴は変わり、巡り続ける。それでは、最初の質問から始めましょう。

*編集者のメモ:今回はガブリエルに代わって、アマリエンがお届けするよ。ガブリエルは重要な仕事で呼ばれて、このシリーズを私に任せたいんだって。私が担当するのは、彼女が戻ってくるまでの1~2回だからあまり心配しないでね。考えていることがあったら、いつものチャンネルで知らせて!

 

あなたのような定命の商人が、どうやってあのような商品を手に入れるんですか? あなたは定命の者ですか?

—Rime Frostwar

毎日は新しい冒険だと思わない? そのため私は、今日ではなく明日のことを考えることにしているの。私が定命なのか? それは重要なこと? 私はそうは思わない。

どこで品物を入手しているかについてだけど、私が物語を小物と交換することはもちろんご存知でしょう。強い関心を持ち、あなたのような冒険者から学びたいと考えているのは、アービスで私だけじゃない。私が取引をする人々、存在、組織、勢力の中には、私以上に情報や娯楽を欲している者もいるの! それから、私はなかなか器量がいい商人だけど、私の仕入れ先の中には少し…近づきがたい者もいる。

そのため、私は予想外で異常とも言える財宝の仲介役を喜んでこなし、それと引き換えに、皆さんから最新の素晴らしい冒険譚を伺っているのよ。

 

ホワイトストレークの騒乱における、見事な後方支援についてはうらやましく思います。あれほど広大で変動しやすい戦線で、どうやってあれほどの在庫を供給できるのでしょうか?

—Lady Mynawren

多くの支援を受けているからよ! フィリウスやネヌラウレとはきっと会ったことがあるでしょう。アーティファクトが取引先から手に入ったら、私はこの壮大で輝かしい領域内で、商品を動かす奇抜な仕事に携わる仲間のネットワークと協力する。鎧の専門家、家の専門家、一時期はインプの専門家もいたかな。タムリエルであれその先であれ、皆さんが欲しいものを直接お届けできるように、私はあらゆる人脈を作っているの。

 

「ホロウジャック」と呼ばれるハー・ルグ・ゼク卿は謎めいた人物です。彼の領域はヴァルミーナ、ノクターナル、メファーラ、ハーシーンと多くの類似点があります。ホロウジャックはこうしたデイドラ公の誰かによって直接作られたのでしょうか? 彼はデイドラ公に仕えているか、関わりがあるのでしょうか?

—匿名のデイドラ研究者

デイドラ公は母の剣を持つ子供と似ている。危険なばかりで規律を知らない。これは経験からの発言よ!

デトリタスはハンティンググラウンドの一部から切り出された場所よ。デイドラとその領域について昔から言われていることはご存じでしょう。それを踏まえて、自分で考えて。

今は何と名乗っているのか知らないけど、ホロウジャックの出生より、彼が何を望んでいるかのほうが心配よ。毎年力を増しているんだから、憂慮すべきだと思わない?

 

ニュー・ライフ・フェスティバル中は、ペトロニウス・ガレヌスからオールド・ライフの伝統について学びます。しかし私は、はっきりとしない霊魂を見たことがあります。あれが何者だったのか、あの霊魂が何を意味するのか、理解する手助けをしていただけませんか?

—クロックワーク骨董品学者、Dagoth Corvia

私が知っている限り、このような文化的儀式は内省的なもののはずよ。私はニュー・ライフが人生で本当に大切なもの、つまりおもちゃやごちそうが主役であってほしいと思っている。しかし人によれば、暦の変わり目は少し立ち止まって過去を振り返る機会なのよ。私は特に振り返りたいとは思わないけど、そういう話は聞いている。

だからペトロニウスに直接尋ねた。彼によると、はっきりとした形を持たない霊魂は、あなたにとって深い意味を持つ故人であるものの、完全な形を持つには力が不足している可能性が高いらしい。旅人が、オールド・ライフの伝統は自分たちの過去の冒険を振り返る機会になると話すのを聞いたことがある。その特徴のない亡霊は、朽ちゆく昔のナエモン王子やたてがみの死んだきょうだいより、あなたに身近な誰かを示していそうね? でも、その意味はあなた次第よ。

 

ニュー・ライフとサチュラリアの関係は? 小さい頃、サチュラリアは私たちブレトン独特の祝日だと教えられましたが、今ではノルドからカジートまでも、サチュラリアについてまるでニュー・ライフと同じ意味のように話しているのを見かけます! そればかりか、飾られた木や贈り物のようなニュー・ライフの伝統も、最近ではサチュラリアのものとされています! この謎を解いてもらえませんか?

—シエラ・マリポーサ女侯爵、Lady Benessa Mariposa

ニュー・ライフ・フェスティバルについては皆それぞれの考え方があり、大陸全土でそれぞれが独自の伝統や年末の「意味」を持っている。ノルドが話したがるニュー・ライフの雪について、アルゴニアンに尋ねたことはある? まばたき一つもせず、ポカンとした顔をされるでしょう。

じゃあ、なぜサチュラリアはニュー・ライフとこれほど強く結びつけられ、同義語にまでなったんでしょうね? それは話の伝播よ。ウェイレストは大陸全土を結ぶ交易の中心地。獅子の旗はシロディール東部や南部じゃ人気がないかもしれないけど、そのシンボルが付いた商品は本当によく売れる。ニュー・ライフがサチュラリアの時期に強く結びつけられているのは、ダガーフォール・カバナントの商魂たくましい商人たちが、何人も何事も同等に扱われるべきだという合意に達したからよ。

別の言い方をすれば、全能の金こそ、今ではあれがサチュラリアの木、サチュラリアの飾り、などと呼ばれるようになった理由よ。そうすれば売れるからね。

 

ダークエルフの故郷であるモロウウィンドの祝日について、何か教えていただけませんか?

—Inari Telvanni

ダークエルフは無愛想だとよく言われる。彼らが住む土地と同じで灰のようだってね。私はそう思ったことがない。どこでも人々は同じよ。しかし最近はモロウウィンドの多くの祝日が、三大神への敬意とそのさまざまな観念の瞑想に捧げられているのは確かね。私好みではないけど。

その前はチャイマーが、エルフの文化と同じように、美しく複雑な祝日の伝統をサマーセット諸島から持ち込んでいた。現代のダークエルフの精神性における控え目な先人への崇拝は、当時盛大に行われていた。ボーン・アニュー(彼らの言葉でニュー・ライフ)からダスクズ・ダウン(日付は魔女祭りに近い祝日だけど、まったく無関係)まで、大多数の祝日は旅立った先人に語りかけ、善のデイドラを敬うことに費やされていた。

そしてその宴といったら、本当に盛大なものだった。ネクロムが誕生して間もない頃のある年、ネクロムの人々は、その地に来てから亡くなったあらゆる女性、男性、子供の霊魂を大量に召喚し、ボーン・アニューを追悼した。見渡す限りのきらめく霊魂たちが、通りを埋め尽くす壮大なパレードとなって練り歩いたの。美しく、不気味。忘れられない光景よ。

 

恋人たちの伝説について、ハートの日の話をたくさん聞いてきましたが、どれも事実というよりフィクションに近いものでした。ポリドールとエロイサとは何者だったのでしょうか? 歴史的な記録に彼らのことは書かれているのでしょうか。それともただの物語でしょうか?

—The United Explorers of Scholarly PursuitsのTiger-Doyen、Legoless

名前と人物は存在したけど、それ以外に彼らについて語られていることはほぼ全てが、恋人たちの伝説を含め、本当の極めて悲しい物語を神話にするために作られた空想よ。

伝説で最も現実に近いのは、オリジナルの吟遊詩人版の最後に出てくる部分:

「そして二人は/城壁の上に立った/皆の利益のため/光の幕が大きく分けられた

二人の愛は決して休まることなく/血はそれを真実だと伝え/家族が集まるなか/二人は夜へ消えていった」

あなたが実際そのように歌われるのを聴いたことがあるかどうかはわからない。最近では、ほとんどの吟遊詩人が「暑く/重苦しい/夜」について語っている部分だと思う。ポリドールとエロイサの物語について真相を知りたいのであれば、アムン・ドロが書いたものを読むといいでしょう。複雑な人物だけど、思慮深い学者よ。

 

 

ハートの日は、サングインが召喚されて定命の者が話しかけられる「召喚日」と呼ばれる日でもあります。ニュー・ライフもクラヴィカス・ヴァイルの呪文の日、魔女祭りもメファーラの呪文の日と時期が同じです。これらの祝日を祝うのは危険でしょうか? これらが歴の中で重なっているのはただの偶然か、それとも何か恐ろしいことが隠されているのでしょうか?

—帝都アリーナのチャンピオン、Talanor Necroblade

文化や信仰に関わることに、偶然というものは存在しない。都市を例にして考えましょう。現代のウェイレストは百年前と同じウェイレスト? もしくは、スカイウォッチの街を見て。比較的古い集落が、新しく施されたモルタルの隙間からあちこちで見え隠れしている。

宗教、文化、祝日についても同じことよ。デイドラの召喚日は不人気な考えを受け入れやすくし、新しいものの崇拝を強固なものにするため、新しい宗教によって利用される。この件についてサングインにも考えがあるでしょうけど、モラグ・バルのように退屈していなければ、多くのデイドラ公は忙しい。どこかで祝日を奪われたくらいで、ニルンを襲うことはない。

本当に危険なのは、道化師祭りよ。ひどいものが始まる。ただし、これはここだけの話にしてね。

 

今年のうちの子たちはコヒョウグアル一色です。コヒョウグアルのおもちゃに、セーターに… すっかり夢中なんです(ちなみに夢にも出てきます)! 小さな子供を持つ母親に、この時期のプレゼントについて何かアドバイスはありますか?

—いい子たちの母

わかるわ! あの愛らしい生き物はみんな大好きだからね!

私は例外だけど。あの悪臭に気づいたことはある? 本当に奇妙よ。ムスクのようで。それにトカゲのような変な腕。不快ね。小さな子を持つ母親へのアドバイスとしては、モーンホールドの港の近くで売られているコヒョウグアルの手羽先のソースがけを探すことよ。おいしいし、流行りの季節の服よりも子供にずっといい影響を与える可能性が高い。

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さて! 一日で問題を起こしすぎたかもね。楽しんでもらえていたらうれしいかな。そしてニュー・ライフの季節を快適に過ごし、ちゃんとした新年の目標を立てていることを願いましょう。期待が低すぎて、失望することはないからね!

タムリエルの人々と共に祝う準備はできていますか? 『ESO』のホリデーの過ごし方をぜひフォーラム(EN)で共有してください! ニュー・ライフの期間中に雪が積もるなか、考えることはたくさんあります。開催中のお祭りに参加するのもいいかもしれません。感想や興奮をシェアしてください!

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