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キャラクターをチェック ー ベラゴン

最新の「キャラクターをチェック」では、元帝国書記で経験豊富な冒険家のベラゴンを詳しく紹介します!

 

カランティウス伯爵へ

興味深い人物を見つけました。ベラゴンという名のウッドエルフです。スキングラードまたはウェストウィールドで活動している重要人物は全て調査するようにという指示に従い、彼の身の回りについて調べましたので以下に報告します。

ベラゴンはもちろん、スキングラードに来たばかりではありません。元冒険家で、その後帝国の書記に転身し、この街では40年近く前に別邸を取得しており、ここと帝都の両方で文書に携わる人生を歩んできました。しかし数ヶ月前になって昔やっていた冒険家としての活動を再開しています。詳しくは後ほど説明します。

私の知るかぎり、ベラゴンが最初にウェストウィールドに現れたのは第二紀538年頃、冒険家の一団と旅をしていた時でした。当時は鋭き短剣のベラゴンとして知られていました。ウッドエルフのあだ名は通常その人物を理解するのに役立ちますが、ベラゴンがどのような経緯でその名を得たのかはわかりませんでした。昔、ニングレニール峠と呼ばれる場所で起きた小競り合いで、ベラゴンが怒ったラーチャーを山賊の野営地に誘い出すことでウッドエルフの村をその山賊から救っており、それが関係しているかもしれません。もしくは、単に彼が好んで使う武器がまあ、鋭い短剣だっただけかもしれません。

確認したかぎり、ベラゴンと冒険家の一団はウェストウィールド周辺にあるアイレイドの遺跡を調べにいき、失敗はしましたがニルヤステアの奥への潜入も試みました。一行はその失敗後に解散しています。第二紀544年、ベラゴンは冒険家業を引退し、スキングラードの南門近くにあるヴァシドールの別邸に住むようになりました。そこは、貴族の紛失していた証書と特許証が絡んだ問題を彼が手伝い、その報酬として家族からもらい受けた場所です。彼は静かな暮らしを送り、さまざまな研究と娯楽的な活動に時間を費やしていました。しかしベラゴンの話はここから興味深いものになります。

引退して何年かたった頃、ベラゴンはモリカル皇帝の宮廷で帝国の書記になる機会を与えられたのです。ご存じのとおり、帝国の書記というのはただの事務員ではありません。ルビーの王座を出入りする書簡は全て皇帝の書記のもとを通ります。その多くには極秘情報も含まれ、上級書記は暗号の達人でなくてはいけません。要するに、ベラゴンは記録係に加えて大密偵および外交官となったわけで、彼が宮廷で具体的にどのような職務に就いていたのかは推測するしかありません。その後の15年間、ベラゴンはほとんどの時間を帝都で過ごしました。第二紀566年、モニカルの後を継いでレオヴィックが皇帝になって間もなく、彼は帝国での職を辞し、再び引退したのです。

関連情報として、冒険精神は家系的なもののようです。冒険家業の世界で頭角を現し始めた、鋭い矢のエヴェリという若いウッドエルフに関する軍団の報告書を見ましたが、それはベラゴンの妹だと言われています。

どうして今ベラゴンが目に留まったのかを説明しましょう。彼は回想者という名で知られる集団の活動にとても関心を寄せていることがわかりました。私が回想者について調べていた時、同じように調べていた謎のウッドエルフについて目撃者が教えてくれたのです。この者は少なくとも2度、実際に回想者の襲撃を追い払うのを手伝っています。ようやくベラゴンの名前が浮上した時、私が元冒険家だと見ていた人物はもはや“元”ではないことに気づきました。

個人的な話では、ベラゴンとは社交の場で1度か2度会ったことがあります。多くのウッドエルフと同じく、彼は小柄ですが、動きは素早く軽快です。愛想がよく、これまでに会ってきた多くのウッドエルフよりも本好きで内気だという印象を受けました。ベラゴンはお祭り騒ぎよりも、いい会話と静かな研究を好むようです。隣人からは毎日蔵書庫にいて、興味を引いた昔の事柄について研究している人物だと思われています。

要するに、ベラゴンは毎日穏やかに静かに過ごすことに満足な紳士的な学者なのです。少なくとも最近までは。もし冒険家時代、もしくはロングハウス皇帝の宮廷時代からの後ろめたい秘密を隠しているとしても、それはまだ明らかになっていません。突然なぜ回想者に興味を持つようになったのかについては、何とも言えません。少なくとも今の段階では。彼らの何が、ベラゴンを静かな隠退生活から復帰させたのでしょうか?

さらに何かわかったらまた報告します。

敬具

護民官アレア・イドルス

 

大胆な冒険家としてのキャリアと、博識な学者としてのキャリアを行ったり来たりしながら、確かにベラゴンは多忙な生活を送っています。ベラゴンは非常に有能ですが、あなたのような勇敢な英雄が偶然通りかかることがあれば、助けを拒むことはありません。

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