ESOのPvPアップデート(2021年1月)
最後にPvPの改善についてお知らせしてから、随分と月日が経ちました。
多くの皆さまがご存知のように、私たちはデータ収集のために昨年より一連のテストを実施してきました。
これらのテストは成功を収め、必要な情報を得ることができましたが、現在計画している今後の改善にはさらなる時間が必要となります。
簡潔に言うと、1年ほど前にクライアントのフレームレート向上に向けてマルチスレッドレンダリングを導入した時と同様に、サーバーの再設計を計画しています。
2022年のESOは、2014年にリリースされたESOよりもはるかに大規模なものになりましたが、それに伴い複雑化しています。
したがって、PvPや試練などの戦闘が激化する状況で全プレイヤーに優れたゲーム体験を提供するには、基本的なサーバーコードの一部を根本から書き直す必要があります。
これにより、サーバーのパフォーマンスは劇的に向上しますが、進行に伴いテストと評価を行う必要があることは言うまでもありません。
これは前回の第4四半期から計画しており、既に作業を開始しています。
しかし、ご想像の通り、ESOのような大規模なライブゲームの根幹における変更には、繊細で数多くの段階を含む作業が発生するため、2022年の一年を通して行われることが予想されます。
初期段階における作業の大半は舞台裏で行われますが、これを急いで行うことはありません。
このような大規模な再設計には、この特定のコードがゲームの構築における基盤となるため、ゲーム全体の再テスト及び評価が必須となります。
品質監査とテストには膨大な時間が掛かり、時期が来ればPTSにて可能な限り大規模なテストを行う必要があると確信しています。
それまでの間は、シロディールとバトルグラウンドに魅力や刺激を保つための追加手段(例えば、特別なルールセットや週末イベントなど)を検討し、戦闘に影響を与える不具合修正に引き続き取り組みますが、実装したい修正の遅延やパフォーマンス低下を招く懸念があるため、上記の作業が完了するまではPvPに新機能を追加する予定はありません。
特にPvPの計画に関する情報が不足しているため、多くの皆さまが苛立ちを抱えていることは重々承知しています。
しかし、これは大きな決断であり、公表前に他のすべての実行可能性を試している必要があることを理解していただきたいと思います。
皆さまの協力には本当に感謝しており、今年を通じて行うゲームの再設計の進捗は定期的にお伝えする予定です。