エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版 運営チームです。 今回の記事では、エルダー・スクロールズ・オンラインのキャラクターが繰り広げる冒険にハイライトを当て、タムリエルのお茶目な一面をコミック風に描くCraigの様々なイラストをご紹介します。この最新のコミュニティスポットライトで彼の作業工程やインスピレーションをご覧ください! それでは、あなたについて教えて下さい。ESOのプレイ歴と、コミック風イラストの作成歴を教えてください。 実はESOを始めたのは最近で、まだ数カ月しかプレイしていません。しかし私の心はゲームにしっかり掴まれ、すでに夢中になっています。私はゲームが好きですが、ここまで夢中になれるゲームに出会ったのは久しぶりです。 コミック風イラストの作成に関しては少し違います。私は暇さえあれば絵を描いて育ちました。幸運なことに、私は過去16年間、イラストレーターとして玩具業界で仕事をしてきました。もし絵を描いていなければ今の私はなかったと思います。 作品のスタイルをどのようにして特徴づけていますか? 落書きのように崩して描くことでしょうか。「コミック風」と説明するのが一番良いかもしれません。私にはくだらないユーモアのレパートリーがたくさんあります。そして、そのユーモアは暇な時間で描く作品を通して身に付いたものだと思います。私は幼少期から「ピーナッツ」や「カルビンとホッブス」などの漫画が大好きで、その後ありとあらゆる漫画を読み尽くしました。私のスタイルは、これらの漫画に触れたことによってセンスが進化したものではないでしょうか。 ESOの世界には暗くて危険な場面もありますが、あなたの作品はいつもカラフルで楽し気な雰囲気です。どのようにして、ゲームのキャラクターやシーンを独自のスタイルに変えているのですか? 不思議なことに、それは私にとっては自然な変化なのです。ESOの世界は新しい発見に溢れていて、多くのストーリーやスタイルを生み出すサンドボックスとしての役割を果たしています。いくつかのクエストやストーリーにはユーモアが盛り込まれていて、それらをゲーム内の暗いテーマや色調と組み合わせることで非常に良いバランスが取れているのだと思います。アルドメリ・ドミニオンのキャラクターでプレイすることと、ラズム・ダーに関する物語が大好きです。彼は本当に最高です! 現在プレイしているお気に入りのキャラクターはいますか? 私は最初に出会ったキャラクターに愛着が湧きやすいため、カジートのウォーデンが私のお気に入りになりました。彼はより大きなステージへと押しやられた思いがけないヒーローで、私が描く多くの作品にも登場するキャラクターでもあります。 カジートにはどこか惹かれるものがあります(私は犬派で猫はあまり好きではありませんが…)。彼らには素晴らしい個性があり、ESOを際立った最高のゲームにしている要素の一つでもあります。私が使用しているカジートキャラのKhaanhの魅力の一部は、彼が忠誠心に溢れていて、少し不愛想な熊の仲間であるブルーザーを旅に同行させていることです。Khaanhの騒々しい滑稽な行動とは対照的に、ブルーザーは少し落ち着いている雰囲気なんだと想像しています。 ESOをテーマにした新しいイラストを作成するきっかけは何ですか? ESOはソロで物語を体験するのに最適です(もちろん友人たちとのMMO体験にも最適です)。そして、選択したキャラクターの作成とロールプレイに役立つ多くの物語が常に散らばっています。 私は、物語の中で自身の本当の意味を持つキャラクターであれば、アイデアが湧いてくることが分かりました。私にとってすべての作品は、物語(またはくだらないジョーク)を伝えたいという強い願望から生まれたもので、これらの作品が次の絵に活かすことができる素晴らしいインスピレーションを育んでくれる媒体にもなります。 アーティストとして挑戦したくなるユニークなものがESOにはありますか? はい、あります。皮肉なことにそれは猫を描くことです。過去に猫を描いたことはほぼありませんでした。私を知っている人なら誰でも、私の愛犬「オレオ」や、その他のコミック風の子犬の絵が多く、見飽きたという人もいるでしょう。しかし、猫の絵を描くのは好きになれませんでした...カジートに会うまでは。彼らは、描かれることを求めているのがはっきりと分かるキャラクターです。 もう少し真面目に答えると、ESOの世界は非常に良く構成されていて色んな要素に溢れています。そして、私はそれぞれの作品でその場所の雰囲気を表現できるように尽力していることに気付きました。ジョークの要素が強い作品では、キャラクター同士の会話に焦点を当てるのはとても簡単です。しかし、ESOをテーマにした作品では、より多くの環境に焦点を当てたいと思っています。マークマイアのような場所はとても美しく、作品にこれらの環境を盛り込むことは、ジョーク作品でのキャラクターと同じくらい重要だと感じます。 初期の下絵から最終的に完成するまでに、どのような工程を踏みますか? コーヒー....正確にはカフェへ行くことですね。私が住むメルボルンは素晴らしいカフェの文化に恵まれており、そこでは「遊びの絵」を描くことが多いです。(編集者注:メルボルンに最高のカフェやコーヒーの文化があるというのは同感です) カフェで温かい飲み物とおいしい食事をとりながら、大量の紙と絵画用具に囲まれることに勝るものはありません。また、カフェは創造力を掻き立てるには素晴らしい環境でもあります。スケッチと色を入れる下準備はすべてカフェで行います。面白いことにこの工程では、人と出会って世間話をする機会が多く、私が絵を描くのが好きな理由の一つになっていると思います。 着色(個人的には酷いカラリストだと自覚しています)の後半では、作品をスキャンしてスタジオで行います。着色の工程にはフォトショップを使い、大抵はベースとして使用できる参照画像を用いて、そこからカラーパレットを少し「漫画化」していきます。正直に言うと、もし家で暇な時間があれば十中八九ゲームに没頭してしまうでしょう。だからカフェへと脱出し、絵と食べ物に情熱を注ぐよう後押しをしてもらっているんです。 ESOのお気に入りのキャラクターやシーンを表現したいアーティストに何かアドバイスはありますか? ESOはとても素晴らしい世界であり、私たちに独自のキャラクターや物語の作成を働きかけています。そのため、キャラクターの世界を演出すれば、ESOの世界はより豊かなものになるはずです。 ESOコミュニティも素晴らしく、信じられないほど情熱的で協力的です。コミュニティはこういった類のものを見るのが大好きで、独自のキャラクターや物語を共有することに楽しみを感じています。 一般的に、アーティストとしての最大の壁は何を描くかということですが、このゲームではそれが「次に描く5つのものは何にしよう?」に変わります。私はESOのファンアートを見るのが大好きで、何かを描きたいという願望を持つ人の背中を押したいと思っています。そうすれば、私のソーシャルメディアで見ることができる、素晴らしい作品も増えることでしょう。 あなたの作品はどこで見ることができますか? 私の作品はInstagramとTwitterで見ることができます。定期的に更新していて、普段は毎週いくつかの作品を投稿しています。 作品を共有してくれたCraigに大変感謝しています。Khaanhの冒険をさらに期待しましょう!ESOに関連する素晴らしいものを作成したり楽しんだりしていれば、ぜひTwitterでお知らせください。