最新のキャラクター特集で、不可解で可笑しな見た目の魂なき者キャドウェル卿(CV:立木 文彦)についてご紹介します。
勇敢なる騎士であり「悪を正す者」がエルダー・スクロールズ・オンライン:エルスウェア(Elsweyr)でタムリエルに帰ってきます!
コッズワロップのキャドウェル卿
弟へ、
私ラザーラは、今日、お気に入りの釣り場で釣りをしている時に非常に奇妙な見た目の人と出会った。
彼は、背が高く、ひょろっとした体格で、少し痩せこけており、とても奇抜な服を着ていた。
それに加えて、彼は、料理鍋をまるでヘルメットかのように頭に被っていた!私は注意深く彼に近付いたが、彼は流れる川を見つめ、物思いにふけているようだった。
最終的に、彼が私に気付いた時、彼は「あ、やあ、ご機嫌はいかがかな。君が釣りをしている川に泳ぐ魚のことを考えていたのだ。彼らは、生きている、そうだろ。非常に困惑したよ!」そう言った後に彼は「勇敢なる騎士、悪を正す者、無防備な者の守り手であるコッズワロップのキャドウェル卿だ!」と自己紹介をした。
私は、キャドウェルをもっと観察し、鎧のように着用されたキッチン用品や道具に散りばめられた古風な装飾に気が付いた。
彼の見た目は、とても奇妙であり、場違いであった。
また、彼の足元には彼にピッタリとくっついたコヒョウグアルもいる。
彼は、このコヒョウグアルを彼の信頼できる愛馬「オーナー」と呼んだ。
私は、この小さな生物がこの奇妙な男を乗せてどこかへ行ったり、戦いに突進することなど到底考えられない。
キャドウェルは細身だが、この小さな生き物が運べるほど細身ではない!
私は、キャドウェルが奇妙な歌を歌い始めた時に、すべてがユーラクシア人によって綿密に仕組まれた作り話か、罠のようなものに感じた。
「コールドハーバー、コールドハーバー、荒涼たる岸がどれほど恋しいことか。私の心の拠り所、あなたの藻と胞子の中で私は踊る!」その歌は、何節も続き、デイドラの絶望にさらされている地を称えるものであった。
私は、頭がおかしいのかと尋ねたが、なんとも不安な答えが彼の口から出た。
「わからない。前に気付いた時にはすでに私はここにいた。私が見えないのか?また私は消えてしまったのか?時々そのようなことが起こるんだ。質問はなんだったかな?」
私はこの時点で、精神的に錯乱しており、会話の内容を変えるこの男にうんざりしたので、キャドウェルは何者で、エルスウェア北部に何をしに来たのか話すよう求めた。
代わりに彼は、「この生い茂る草原と鮮明な色に囲まれて暮らしているのだな。私は、とても不快に感じるが、好みはそれぞれだ。」と言って、私がなぜこの土地に耐えられるのかと聞いてきた。
この男の顔に爪を突き立てて黙らせたいと思わせるほど私を苛立たせた!
かろうじてこの衝動を抑えることはできたが。
そして、太陽が厚い雲から顔を出すように、苛立たしいキャドウェルがやっと意味の成すことを言い始めた。
大体だが。
彼は、私に次の事を話した。
「私は、勇敢な騎士であり、古の英雄、騎士道のチャンピオンであった…または、少なくとも、そのような類のなにかであったことは覚えている。それはかなり昔の話だ。数世紀の間、私は、コールドハーバーの魂なき者となっていた。実際、私は、コールドハーバーの魂なき者の中で最も古い存在であり、最も正常なものだ。他の不運な者たちは、私のことを崇めている。模範的な者のようにだ、わかるか。」
私はキャドウェルが何のことを話しているのか分からなかった。
魂なき者とはなんだ?
全く分からない。
そのため、私は、さらに質問をした。
「この私にコールドハーバーのモンスターが、私たちの土地で何が欲しいのか話せ。」と要求した。
「ユーラクシア人に十分悩まされているのに、今度はドラゴンか。これ以上この土地に問題を増やしてどうしたいんだ?」
「本当に十分に問題を抱えることなどできるのか?」キャドウェルが何食わぬように聞いた。「私は、ユーラクシア人が何なのか分からんし、ドラゴンに関しては…いいや、全然想像がつかない。この美しい生き物は1頭たりとも、ふむ、ドラゴンの年齢と同じくらい長い間見ておらん。記憶では、もっと多くのドラゴン達が空を飛んでいたものだ。良い時代だったよ。」
私が鋭い唸り声を出すと、鍋を被った奇人は何事もなかったかのように出発しようとした。
わかってくれるだろう弟よ。
ヒーラーのパビリオンから母が君を連れて帰ってきてから何度も、ずっとドラゴンの被害者だったのだ。
キャドウェルは立ち止まって振り向き、「他に何かあるか?」と言わんばかりの表情を見せた。
私は、怒りで叫びそうになった!
「お前の。ここに来た。目的は。なんだ?」と、私は一つ一つの言葉を相応の敵意を持つようにゆっくりと放った。
そうすれば、この、自身を魂なき者と呼ぶ奇人に私が本気であると理解させられるだろう?
「私の目的か?」キャドウェルは困惑したように何度か瞬きし、聞いた。
「すでにそれについて話さなかったか?それか次に私たちが会った時に話すのではなかったのか?ポータルでの移動は座標を定めるのが非常に困難だ。いいだろう、説明させてくれ。」
そして、私はキャドウェルが頭の鍋の位置を直し、チュニックをはたき、ブーツについている泥を落とすまで待った。
彼は話し始め、そして止まり、考え直すような仕草をとり、また話し始めた。
「質問はなんだったかな?」
その信じられない質問に対しラザーラは瞬きするしかなかった。
「ああ、思い出したぞ!」と、キャドウェルは大きな声を出して言った。
「私の目的だ。心配するな、私の目的は非道なものではない。保証する。そう、私は夢を見たのだ。ビジョンのようなものだ。夢の中のビジョンだ。それか、ビジョンのような夢か。それは、私をこの砂と太陽と猫人間たちの土地へと導いた。ところで私は君たち猫人間を尊敬している!私がここで見つけたいものは…。ふむ、実はわからない。しかし、それを見つけた時に必ずわかるはずだ!」
それを言った後、キャドウェルが手を振ると、ポータルが彼の目の前に開いた。
何もないところに実際の穴ができたのだ!
コヒョウグアルのオーナーは、光るポータルの中へと走って行った。
そして、キャドウェルも楽しそうに「やっほーう!」と叫びながらその後を追うようにポータルに入って行った。
その後、ポータルは姿を消し、まるで元からここに存在しなかったように、彼らも姿を消した。
いいや、兄弟、私はプラム・ブランデーやスイートワインを飲んではいなかった。
どっちみちいつもよりは飲んでいなかった。
もし料理鍋を頭に乗せた長身の細身の男を見たのなら、近づいてはいけない。
話しかけてもいけないぞ。
月が空に上がっていても、彼に話しかけさせるな!
でも私は、彼の奇妙な狂気染みた性格が心を奪うかもしれないと思っている、そう思わないか?
あなたの姉、ラザーラより
エルダー・スクロールズ・オンライン:エルスウェア(Elsweyr)に古の騎士が帰還した時に、コッズワロップのキャドウェル卿に関する壮大なクエストを開始し、彼の謎に包まれた歴史について知ることができます。
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