ソルスティスの戦いが激しさを増す中、アザー王子とその味方が、同盟、虫の教団などに対するコミュニティの伝承に対する質問へ答えるために来てくれました。
ネタバレ注意! もし虫の教団の季節 パート1でソルスティスのメインストーリーを完了していない場合は、この記事を読む前にプレイすることをお勧めします!
編集者のメモ:アマリエンよ。悲しい報告をしなきゃいけない。学問上の友人にして、このシリーズの編集者だったガブリエル・ベネレが、ソルスティスの虫の教団との戦いで亡くなった。古遺物収集家協会の他のメンバーとグウィリム大学のスタッフから、ガブリエルの妹のサラとすべてのベネレ家の皆さまへお悔やみを申し上げたい。
彼女を偲んで、このシリーズの編集はこれからも続けていく。彼女ほどの知識も人脈もないけど、彼女の死後、大陸中から多くの人たちが連絡をくれたことをとても誇りに思っているの。このシリーズは、私が筆を取れる限り続けていく。新しい役割に慣れるまで、これからの記事については、どうか温かく見守ってね。
現在、マニマルコの部隊との戦いは南部で続いている。現在の紛争の様子については、英雄に語ってもらうのがいいでしょう。ハンマーフェルの王子にしてスティルク連盟の指導者であるアザー王子は、若いながらも重みと落ち着きを備えて世界の舞台に登場した。思慮深い返答は、一刻も早く終わってほしい紛争に対して、興味深い視点を提供してくれるわ。
君たちの質問に答える前に、私はベネレの喪失を悼みたい。彼女と一緒に戦うことになったのは、ソルスティスで出会ってからのことだ。彼女は魔術師ギルドの勇者らしく、印象的で、決断力があり、賢かった。ガブリエル、我が師メリック・アトアスワラ、連盟の多くの勇者たちが、残忍な虫の教団によって倒れた。
我々が戦う理由は簡単だ。奴らは死を、我々は生命を代表する。連盟の全員、タムリエルの勇敢な魂全員はみんな生きている。パートナー、仲間、音楽。毎日我々は、生きて過ごしている。
虫の教団は、創造にも生命にも興味がない。力とおぞましい契約のことだけを気にしている。タムリエルを人々から奪おうとしている災厄だ。我々が生きようが死のうが気にせず、どう利用するかしか考えない、理解できない力のために闇の陰謀をめぐらしている。
我々は奴らの残酷さ、無差別な破壊を拒否する。我々は生命を代表して生み出す。メリックのため、ガブリエルのため、ヴァヌスのため、今では共にいない皆のため、我々は生きていく。我々は戦い、ステンダールの思し召しがあれば勝利するだろう。
私が指導する立場にいるのは、人々をつなぎ問題を解決する能力のためだ。連盟の他の人々を魅力的な要望のため呼び寄せる前に、まずは私が答えるべき質問から答えよう。
次元融合の際、あなたの故郷であるハンマーフェルほど激しい打撃を受けた地域はあまりありません。ダークアンカーが絶え間なく降って来るように思われました。あの危機の際に故郷が受けた危難は、ソルスティスの虫の教団との戦いを率いる際に、より大きな意味を持っていますか?
—Skaldrig Black-Wolf
連盟の兵士と一緒に戦っていても、故郷の砂漠が頭から離れたことはない。最初の次元融合で、ハンマーフェルを守るため父は大きな犠牲を払った。憎きウィサード・ハンドを倒し、コールドハーバーへの襲撃を支援し、カバナントでの地域を確保するために。指導者として父が引き受けた責任については何度か話したことがある。いつも会っている訳ではないが、その統治と勇気についてはとても尊敬している。
悲劇と偶然が重なったおかげで、今ではハンマーフェルの防衛よりももっと重要な戦いを率いている。私は同盟の指導者たちと親しく付き合い、タムリエル中の英雄から戦術的な助言を求められる。誘拐から逃れ、ギルドマスター・メリックに鍛えられていた単純な日々が遠い昔のように感じられる。今では防備を調整し、補給線を確保するため夜を徹して働かなければならない。
祖先の剣にかけ、ハンマーフェルの人々が安心して眠れるため、この脅威が終わるまで私が休むことはないだろう。この命は何よりも、タムリエルのためにある。
虫の教団の最近の攻撃によって、魔術師ギルドも戦士ギルドもダガーフォール・カバナントに近しい魔術師と戦士によって率いられています。他の二同盟の市民として、今までと同じようにギルドが中立を守ると信じていいのでしょうか?
—Arniel Gnome教授
スティルク連盟が存在していても、同盟の間には対立が残っています。和平を維持し、虫の教団への対処に焦点を当てるにはどうすればいいですか?
—Benefactor
灰を歩む者も私も、ガブリエルもこの役割の重要性を強く意識していた。ギルドは大陸中に存在する、たくさんの腕利きを代表している。同盟の指導者は最高の者を送り込み、シロディールから部隊を引き抜くことにより、連盟に大きな信頼を示している。連盟は虫の教団が破壊しようとしているあらゆるものを代表している。富、創造、指導力、安定だ。
トゥワッカがご存じのように、争いはある。鍛冶師がチャルマン砦で脚を切り落とした兵士を野営地で見かけた時は、私が自ら殴り合いを止めに入らねばならなかった。サスラム大農園の虐殺の生存者は、食事の間にダークエルフの隊長を刺そうとした。ブラック・マーシュの呪文使いたちが、テンモール・ウォルクの遺跡でアルドメリを支援していたコックを認識した時は大事件が起こりそうだった。
タムリエルが平和だった場合、虫の教団の虐殺は不可能だっただろう。我々には皆数百年、場合によっては数千年の歴史があるが、帝国が崩壊した今では互いしか頼るものがない。我々に皇帝はおらず、エドラからの委任はない。
連盟内を平和に保つには苦労している。兵士ごと、事件ごとに対処している。我々はそれぞれが、歴史的な瞬間に故郷とギルドを代表しようとしている。同盟の指導者たちにも伝えているが、この脅威が終わったら、スティルク連盟は新しく永続する平和の礎になるかもしれない。
三同盟が参加を承諾している状況なのに、なぜスティルク連盟が帝国の勢力と連絡しようとしないのかわかりません。シロディールは虫の教団の被害が最も大きかった地域で、まだ組織を保っている帝国の軍団が存在するはずです。軍団はもうサルンの呪縛を受けていません。我々シロディール人も、戦闘に参加したいと考えています。
—レッドウォーター伯爵にしてリンチェル卿、Reman IV
この問題に関して、卿に伝えるべき良い知らせと悪い知らせがある。帝国の軍団の残党は、実際のところスティルク連盟に加わっている。兵士を呼び集めた際、ターヴァの風はシロディール周辺に残っていた軍団兵たちに知らせを届け、我々の野営地に向かわせた。数は少ないが、帝国兵は我々の部隊の訓練と耐久力を高めている。
残念ながら、シロディールが召集に対して示した「反応」はそれだけだ。大陸中央の周辺部に残っている、様々な軍事勢力や総督からは返答がない。帝国の魔術師に対する魔法の伝言は届かなかった。去年は同盟の紛争とデイドラの襲撃が特に激しく、旧帝国の中心部を引き裂いたようだ。
魔術師ギルドの学者は、かつて存在していた帝国の政体が完全に失われたと考えている。同盟の密偵網はシヴィア・サルンの真の運命を探り続けている。かつて帝国を支えていた組織のほとんどは縮小したか潜伏したか、その両方だ。エルスウェアに再登場したドラゴンガードは、残念ながら例外的な存在のようだ。
シロディールの戦火が鎮められれば、帝国の生き残りは長くゆっくりとした回復を始めるだろう。もし神々の思し召しがあり、再び帝国として統一されることがあったとしても、どのような帝国になるかはわからない。
コレラニア文化に関する質問がいくつかあったので、サンポートのレディ・カリンウェ・コレラニアにこのシリーズへの参加をお願いした。彼女はこの考えに魅了され、熱心に返信してくれた。アマリエンから補足がある。古遺物収集家協会やグウィリム大学など、いくつかの問題についてたくさん摂政から手紙を受け取ると思う。覚悟しておいて、とのことだ。
コレラニアの三女公が太陽の動きを表していることに気づきました。メリディアは昼、ノクターナルは夜、アズラは暁と黄昏を示します。さらにこの島はソルスティス(極点)という名前で、首都はサンポートです。マグナスやアーリエルの崇拝の影響があると思いますか?
—C.E.Nex
とても鋭い観点ですね。私の一族の学者がヴィヌティルモの時代から千年近く議論している題材でもあります。実際のところ、我々の現在の社会の成立は、信じがたいほどの幸運に支えられています。私の一族がサマーセットから追放された際、イニエルの時代の放棄された港がたまたま利用できました。サンポート周辺の地域は、アルゴニアンの部族が移動して島全体に落ち着いていたため使用されていなかった。自然の港の古代の遺跡は、新しい都市を建てる完璧な基盤となりました。
第一紀の終わり頃、コレラニアの学者は上級公によって定められた三女公の真実と、長く続いた神々への崇拝を調整することに苦労していました。後の回答で述べるモラグ・バルとの関係については言うまでもありません。私は三女公への愛を胸に過去を振り返ることにして、その優しき手を救いにしようとしています。その治世が平和でありますように。
例を挙げましょう。壊れた光の聖堂は、タムリエルのどこにもない場所です。なぜここで、強く明らかな形でメリディアの光がニルンに触れていたのでしょう。この島が我々の民を、それも一度ならず二度引き寄せたのも、偶然ではないはずです。一度目は我々に破滅を、二度目は我々に救いをもたらしました。メリディアの灯の光が我々を迎えたのです。
エドラの手をデイドラ公の慈悲の中に見るのは、あなただけではありません。
なぜコレラニア・クランはモラグ・バルを捨て、宿敵メリディア公を選んだのですか?
—Narbash Ink-Eyes
学者のナーバッシュによれば、上級公女イニエルの敗北は我々のクランの歴史を決定付けました。彼女の権力は当時絶対的で、ソルスティスで手に入れた秘密は彼女を歪めた。しかしイニエルはクランではなく、クランは良かれ悪しかれ、力のみを崇拝していました。モラグ・バルは勝利のための手段でした。ハンマーフェルで勝利し、ラ・ガーダに勝利し、死霊術の刃で勝利を掴むための。
しかし現代の目で見ると、空虚に思えてなりません。三女公は私達のクランの循環が、歴史の大きな輪の一部でしかないことを教えてくれます。スティルク連盟の印であるウロボロスとは異なり、暁と黄昏は繰り返し現れ続けます。複雑な世界の中に、美しい真実があります。
それに比べて、モラグ・バルがどんな真実を提供できるでしょう? 終わりなき死、大陸中に広がるコールドハーバーの死んだ空、すべての者が一つの意思と視点の奴隷とされた世界。私は一族が常に最良の選択をしてきたとは言わない。私達の歴史は波乱に満ち、困難が多かった。しかし、私はコレラニアが見せた変革への意思と適応能力に慰められる。より良き未来を作ろうとしたことに。
三女公の間の関係はどのようなものですか? ヴェロシのように「同盟」しているのでしょうか?
—海と剣の大学、Delilah Corelanya
私たちの心、精神、魂の中で、三女公は同盟しています。クランへの愛と支援の中で。その間の関係と協調については、私達の聖堂の中でもよく議論になっています。
その関係を理解するため、我々のクランを例に挙げましょう。私はクランに命を賭けて守りたい者がいます。そしてとてもささいな決断でさえ、何かを決める時にはその者たちをワインボトルで殴りたくなります。その論法をデイドラ公の政治に当てはめると、私が三女公をどう考えているかがわかります。強力で活気があり、恐ろしい愛と怒りを示す。私は心から三女公を崇拝しています。
ソルスティスにいる間に、古遺物収集家協会のメンバーであり、ソルスティスのアルゴニアン文化の専門家であるムザー・テイと話す機会があった。ここの複雑な歴史を解説できる者として、これ以上の適任はいないように思える。
潮の子のアルゴニアンとコレラニア家の関係はどのようなものですか? その関係とより広範な共同体に与えた意味について、洞察を伺えれば幸いです。
—RedBranch
長くコレラニアはアルゴニアンを支配してきた。呪文と剣を手にした新参者は、彼らのものではなかった土地を奪った。その後に流された血はひどいものだった。必要もなかった。しかし見ての通り、ソルスティスのハイエルフはより良い道を見つけた。潮の子と石の巣の力により、彼らは攻撃を控えるようになった。その間に、三女公はコレラニアの心を捉えた。その結果、ゾーヒストの和議が締結された。
サンポートと部族の関係は、現在強力で有益なものだ。潮の子はエルフと和平を結ぶだけでなく、石の巣との関係も調停した。「石は覚えている」というのは正しい。恨みは日々積み重なっていく。潮の子がいなければ、真の平和は不可能だっただろう。
どちらの部族もソルスティスの天候の満ち引きを知っている。海からの湿った嵐は、初期コレラニア建築に甚大な被害をもたらした。南方海域の天候に耐える呪文、結界、建築術をコレラニアに教えたのは部族の人々だ。彼らは新参者にソルスティスの太陽の下で育つ果実、植物、動物を管理する方法も伝えた。嵐と波に耐えられるように。
共同体は関係し、長く暴力的に交わった。今では平和が長く続いている。これは互いを強化した。暴力によるものではない。暴力が人を強くすることはない。暴力とコレラニアのおぞましい過去にも関わらず、潮の子と石の巣は差異を越えて話を聞き、理解し、前に進んだ。世界中のどこに、アルゴニアンの歌が流れてハイエルフのスパイスが匂う市場があるだろう? ソルスティスには独特の美しさがあり、保持するに値する。
旧友のデュレフに連絡した。魔術師ギルドの航海する呪文使いだ。ソルスティスを何度か訪れていたので、ポータルをくぐってここの海を訪れ、知識を伝えて楽しんでもらうことにした。
南方海域の航海に関する文化はどのようなものですか?
—帝都アリーナのチャンピオン、Talanor Necroblade
太陽が照りつけるソルスティスの岸へ戻るのはとても喜ばしい。もし腐臭がする連中が島を奪おうとしていなければ、とても快適な旅になっただろうな! サンポートの港でここの連中と話し、眠そうなナマケモノでグロッグを飲んだ記憶が蘇る。影に隠れたシーエルフ、ハイエルフの香の匂い、潮の子が鳴らそうとしている小さな貝殻。ここの酒はとても強い。
一言で言えば、南方の航海の文化は激しい。大陸中やその先まで周航したが、ここほど交易路と潮溜まりが危険な場所はない。
三旗戦役は激しさが抑えられているかもしれないが、シロディールの主要な街道と同じように、海ではまだ脅威のままだ。サマーセットのガレオンはハイ・アイルの交易船と競り合って北へ商品を運ぼうとしている。カジートとアルゴニアンは戦争の初期に多くの船を失い、南岸では命がけの攻防を続けている。カーナバル初日の踊りのようなものだ。見かけは派手だが、実際に何かが実ることはほとんどない。
一方、より南に行くと事態はさらに奇妙になる。南方海域でマオマーが支配している地域は、大蛇の海とか大蛇の荒野とか、そんなような呼ばれ方をしている。ピャンドニアの船長と酒を飲んでなんとか意味を説明させようとしたことがあるが、裂けた舌で聞いたこともないような方言を話されてどうにもならなかった。連中の住む諸島はソルスティスやサマーセットの南端からそう遠くない。南の海まで手を伸ばしたあらゆる商業ギルドは、いつかシーエルフの船長に貢物を収めることになる。それは確かだ。
そしてスロードがいる。一緒に飲んだあらゆる船乗りは、航海のどこかでスロードの奴隷船を目撃している。とはいえ、連中とその魔法の嵐は、日常的な脅威となることはなく、酒場の与太話にすぎない。だからと言って、連中やより奇怪な存在が、海を一切脅かさない訳じゃない。亡霊の艦隊、マオマーの支配から遠い昔に解き放たれた、巨大なシーサーペント、かつてドゥエマーが建造した、砂浜に打ち上げられた海底船… ありとあらゆる噂を耳にした。
ニルンの海ってのはそういうところだ。退屈な航海なんてない!
さて、友よ、仲間たちよ。私は他の問題に対処しなければならない。虫の教団との戦いは多岐にわたる大事業だ。ここで羽根ペンを手にしていては、いつ終わるかわからない。
しかし、希望は捨てていない。スティルク連盟の高い意識と栄誉がいつか勝利するだろう。ガブリエルの犠牲を無駄にはしない。この呪われた教団を永遠に片付け、タムリエルの歴史の闇の章に葬り去ろう。この手紙を見て、いつか平和が訪れると考えてくれることを願いたい。
もう一度、ソルスティス、スティルク連盟、虫の教団との戦いに関する質問をお寄せいただいたESOの伝承コミュニティに感謝をお伝えします。ソルスティスでの戦いに関して、さらに質問があるようでしたら、公式フォーラムのコミュニティメンバーに確認してみましょう。そして、お忘れなく。2025年を通して、戦いは続きます。まもなく苦悶の壁イベントと、虫の教団の季節 パート2が登場します!今後の衝突で果たそうとしている役割をSNSでお知らせください!