新鮮で楽しいギルドアクティビティを体験したい? Grownups Gaming EUが丹精込めて制作した「Treasure Goblin」を紹介します!
私たちは長年にわたり、さまざまな独創的で素晴らしいギルドアクティビティを『ESO』で目の当たりにしてきました。その中でもっとも印象的で丁寧に作りこまれているのが、Grownups Gaming EUが手がけた「Treasure Goblin」です。彼らの努力に敬意を表し、代表の一人であるFizlにインタビューをして制作過程について語ってもらいました。
まずはじめに、あなたたちのギルドについて教えてください! Grownups Gaming EUはどのように誕生したのですか?
Grownups Gaming EUは2015年に『The Elder Scrolls Online』のコンソール版がリリースされた際に、別のMMOから移ってきた面々によって設立されました。Grownupsは主に交流に重きを置くギルドで、いろんなことを行っています。定期的にエボンハートに商人を置いたり、試練(訓練用の試練を含む)を開催したり、ゾーンを一掃したり、週末にはPVPを楽しんだりもしています。
「Treasure Goblin」のコンテストはとても楽しそうなギルドアクティビティですね。このゲームはどのようにして制作されたのですか?
「Treasure Goblin」の会長レースは、ゲームのNPCについてぼんやり考えているときに思いつきました。私はこういったNPCのことを俳優やテーマパークのホストのようにみなしていて、ダンジョンで登場する出番が来るまで粛々と準備をしているものだと思っています。でも、一体誰がワールド内に宝箱を置いたり、マッドクラブに回復の杖を持たせたりしているのでしょうか? その疑問は、「果てしなき保管庫」がリリースされてこそ泥Gwに出会ったときに解消されました。トレジャーゴブリンの集団がどこかにいるに違いないと思ったのです! その時に、プレイヤーが強力なNPCとして機能し、トレジャーゴブリンギルドの会長の座をかけて争うというイベントを運営しようと思いつきました。
他のギルドが試せるように、本ゲームのルールについて教えていただけますか?
プレイヤーがNPCのゴブリンになりきり、多くの宝を集めることを目的としています。彼らはゴブリンであるため街では歓迎されませんし、旅する商人や他の行商人にも嫌われています。そのため、クラフトや騎乗のスキルを習得したり、クラス固有のスキルを学んだり、商人や旅の祠を利用したりはできません。
各プレイヤーは新しいキャラを作成して、外の世界でレベルアップさせなければなりません。公平さを保つため、スキルポイントは武器スキルにしか割り振れない仕様にして、全員が同じ能力を持てるようにしています。装備はドロップで手に入るものに限定され、バックパックは基本容量のみ使用可能で、銀行やクラフトを利用することはできません。レベル10に到達すると「チャンピオンポイントなしのシロディール」キャンペーンに参加し、死なずにできるだけ多くの宝を集められる場所を探さなければなりません。死亡しても復活できず、その時点でレースからリタイアとなります。
ゲーム終了時、生き残ったトレジャーゴブリンは拾ったものを全て売り飛ばすことができます。全ての宝を売った後にもっとも多くのゴールドを所持しているゴブリンが会長レースの優勝者となり、次の会長に選ばれます! 当初このイベントは1ヶ月間開催されていましたが、定期的に開催したい場合は1週間などもう少し短い期間で開催することもできます。
シロディールでの宝探しは危険がいっぱい
「Treasure Goblin」は人気に火がつくまで時間がかかりましたか? それともすぐにギルド内で流行りましたか?
昨年に初めてイベントを開催しましたが、ゲーム内の既存のシステムが使えないなかでNPCになるとはどういうことなのか? と多くの方々から関心が寄せられました。初回の開催ではすぐに25人から参加の申し込みがあり、話題になりました。今年の参加募集をはじめたばかりですが、既に大盛況です!
イベントの主催者であるあなたも参加できますか? 参加できる場合、他の人に手伝ってもらいますか、それとも追われる立場になりますか?
優勝者は100万ゴールドが手に入るので、主催者である私は参加を控えました。ただ、トレジャーゴブリンを作成して、ルールに従ってプレイはしました。生き延びるのは想像以上に難しいですよ!
パブリックダンジョン、ワールドボス、「果てしなき保管庫」を生き延びるなど、他の"ゲームモード"で試したことはありますか?
ワールドボスを試したことがあってそれはなかなかの挑戦でしたが、トレジャーゴブリンの試練を開催した時はとても楽しかったです! たくさんのプレイヤーがイベント終了後も自作したゴブリンのキャラを利用し続け、今でも一緒に駆け回っているのを見かけることがあります。「何々のGw」みたいな名前のキャラを見かけたら、ぜひ声をかけてみてください!
探索は新たなチャンスにつながる
自作の「Treasure Goblin」ゲームを開催したいと思っている他のギルドに、何かアドバイスはありますか?
私はこのイベントの進行状況をExcelに入力して追跡し、誰が死亡し、プレイヤーの合計はどうだったかなどのデータを監視しています。イベント開始前に作成してレベル上げをしたキャラクターが出てこないように、イベント初日にプレイヤーの名前をゴブリンの名前にしておくことをお勧めします。
さらに楽しむために、死亡したゴブリンの追悼スポットを作り、自分のゴブリンがどのように死亡したかを説明するようにプレイヤーに促すといいでしょう。スクリーンショットを撮るのもいいですね! 私たちはプレイヤーが死亡時の状況を説明できるように、放棄されたドラゴンの貯蔵場所を設けました。興奮のあまり崖から落ちてしまったり、スクリーンショットを撮ろうとしてリスポーンしたボスに倒されてしまったり、面白いシチュエーションがとにかくたくさんあります。
ヒントが的を射ている
最後に、あなたのギルドや『ESO』コミュニティ全般に対して何かメッセージはありますか?
まずはじめに、数年前に私が初めて参加したギルドだったGrownupsに感謝の言葉を贈りたいです。当時の私はソロプレイが中心でしたが、他の人と『ESO』をプレイするのはとても楽しいことだし、自分が思っているほど怖くないということに気づかせてくれました。また、その他のギルドや、リンメンでダンスして暇をつぶしたり、旅の祠の周りをぐるぐると走り回ったりするプレイヤーの皆さんも称えたいと思います。太陽がさんさんと照りつける北エルスウェアには、とても友好的な人たちがたくさんいます。
この新しいギルドアクティビティについてどう思いますか? 楽しそうだから参加したい! と思う方や、自分でもイベントを企画してみたいと思う方もいるのではないでしょうか?お知らせください!