エルダー・スクロールズ・オンライン goldroad

「書記」の開発者がお気に入りのオリジナルアビリティを紹介

「書記」システムの開発者が『ゴールドロード』の新機能をどのように活用してカスタムアビリティを作成しているのかご覧ください。

『エルダー・スクロールズ・オンライン: ゴールドロード』チャプターは、6月4日にリリースされます。その一部として登場する「書記」システムでは、「グリモア」と呼ばれるオプションを使ってカスタムのアビリティを作成できます。特定の役割をより巧みにこなすためであれ、総合的な強さや使い勝手を高めるためであれ、ロールプレイの新たな機会を作り出すためであれ、このシステムはあなただけのビルドを心ゆくまで調整する力を与えてくれます。

しかし、『ESO』の開発者たちは、6月に新チャプター『ゴールドロード』がリリースされた時、「書記」をどう活用するのでしょうか? 新システムを支える開発チームの主要メンバー数人にお気に入りのカスタムメイドアビリティについて尋ねてみました。

 

Gilliam—コンバットデザイナー

あれこれいじったり、試行錯誤してみたりすることに没頭するたちなので、このシステムからお気に入りを選ぶのには大いに悩みました。とはいえ、特に気に入っているのは属性の爆発のグリモアですね。というのも、このスキルは長時間の準備と引き換えにハイリスク・ハイリターン型の魔法を放つという、超強力な魔術師らしいスタイルに比重を置いているからです。

このハードルの高さゆえに、多くの敵との遭遇の見方が変わりました。策を練り、チャンスの到来に応じて魔法を発動して決めなくてはならないのです。発動と配置をよく考えねばならない超強力な範囲攻撃のチャージを完了できると、数ある他のアビリティでは得られない強烈な満足感が感じられるんです。


「反発の爆発」

ノックバックフォーカスと組み合わせると、このアビリティが超爽快な破壊ツールに変わります。巻き起こされた大混乱が素朴な喜びをもたらし、大笑いさせてくれます。さらにウォーメイジの防備のシグネチャーで、命中したターゲットの数に応じたダメージシールドを付与し、臆病のアフィックスで不運な犠牲者の武器と魔法ダメージを低下させれば、PvPで相手を退場させることによって、攻撃ダメージを大量に受け止められます。

 

Cullen Lee—シニアシステムデザイナー

私のイチオシのグリモアの1つはソウルバーストで、「書記」クエストラインの終盤で獲得できるものです。これは強力なソウルマジックを周囲に放ち、瞬時に至近距離へ効果範囲を展開します。シンプルで使い勝手がいいんです!

タンク型ネクロマンサーとして「果てしなき保管庫」をプレイしていて、乱戦になってくると、注入者が仲間に力を与えようとしているのに気づいても、うまく強撃を当てるのに苦労することがあります。だから、妨害のアフィックスがとてもありがたいんです。たとえ注入者が仲間の後ろに隠れようとしても、ソウルバーストの8メートルの効果範囲のおかげで、相手の魔法を簡単に妨害できます。


「衝撃バースト」

シグネチャーですと、大好きなのはネクロマンサークラスマスタリースクリプトですね。これは付近の死体の数に応じてマジカ、スタミナ、体力を上昇させてくれます。近くに死体がなければ、代わりに死体を作ってくれます! 敵の群れを倒したら、その死体を使って次の一団に備えられます(アルティマのために死霊術の効力で死体をあさる前にです!)。

フォーカスについては、電撃ダメージでシンプルにまとめることにしてます。ですが、移動不能のスクリプトにもそそられています。でも、決心がつくまでには、多分もう何度か、行ったり来たりすることになるでしょうね!

 

Caleb Noffsinger—シニアQAテスターII

巡るナイフです! これは簡単に言うと、敵に向かってナイフを投げつけると、そのナイフがプレイヤーに戻ってくるまでに敵を切りつけるというものです。これは複数の敵にデバフをかけるのに最適な方法で、従来の二刀流のアビリティにはなかったものです。

この能力をドラゴンナイトに与えています。旅人の熟練のシグネチャーと狂戦士(弱)のアフィックスで毒ダメージをフォーカスとして与えられるようにしています。毒ダメージを選んだのは、基礎能力としてドラゴンナイトと相性がいいからです。旅人の熟練(悪党)シグネチャーは予想以上に強力なんです。これは引き裂き斬りと連続打撃を使ったときのダメージを底上げするだけでなく、アクティブな間は二刀流を使う味方のダメージも引き上げてくれます。




「毒のナイフ」

これによって私のビルドの構成が一変しました。岩石の巨人の乱発を連続打撃に変えたら、DPSが大きく上昇しました。このアビリティに狂戦士(弱)を付けたことで、ステルスハンターを松明の持ち手の薙ぎ払いと入れ替える機会も生まれました。これも「書記」アビリティで、重要ボーナスとパッシブアビリティを備えつつ、重複することがないんです。

 

Radacal Alexander—アニメーター

私が選んだのは、盾投げのグリモアです。これは盾を敵に投げつけて物理ダメージを与えるものです。このスキルをアニメーションにする際、実際に盾を敵に投げつけるときに必要な全身の躍動感を出したかったんです。おかげでこのスキルはキャプテン・アメリカになった気分にしてくれます!

シールドを敵の群れにバウンドさせるのは快感なので、シグネチャーに複数目標を選び、フォーカスに長引く苦痛、アフィックスに臆病を追加しました。長引く苦痛は武器の付呪を使ってより多くのダメージを与え、さらに継続ダメージを追加します。これによって、剣と盾型のプレイスタイルに中距離ダメージの脅威を追加できるようになります。




「砕く投げ」

臆病は剣と盾型の近接戦との相性がよく、敵の脅威を低下させます。これを武器スキルラインのシールドと組み合わせることで、とても打たれ強いキャラクターができあがります。また、トラグパクトのアイテムセットを併用すれば、武器の付呪をより頻繁に発動させることができます。

もちろん、これらは新登場する「書記」システムで試せるユニークな組み合わせのほんの一例にすぎません。今回の記事が『ゴールドロード』が6月にリリースされた際にさまざまなグリモア(とその無数の組み合わせ)を自分のビルドで試すきっかけとなってくれれば幸いです。さて、あなたはどう「書記」を活用しますか?

『エルダー・スクロールズ・オンライン: ゴールドロード』は、2024年6月4日にリリース予定です。『ゴールドロード』を今すぐ事前購入すると、リリース時に騎乗動物「ウェルキンド石遺跡の狼」を即座に入手できます。お見逃しなく!



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