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コミュニティスポットライト EIGH1 PUPPIESがエンドコンテンツの攻略法を紹介

配信チームのメンバーEigh1 Puppiesと、彼が行っている『ESO』の難関PvEチャレンジの解説についてご紹介します。

エンドコンテンツPvEの配信者にして名コメンテーターでもあるEigh1 Puppiesは、ためになるライブ配信で平均的なプレイヤーが『ESO』の最難関アクティビティに挑むための障壁を取り除き、全てのプレイヤーのための土台作りをしてくれています。今回のコミュニティスポットライトでは、ゲームの難関コンテンツに対してEigh1 Puppiesが行っているポジティブな働きかけについてご紹介します!

こんにちは! まずは『ESO』との出会いについて教えていただけますか?

『ESO』との出会いは高校生の頃です。親しい友人が何人か『TES V:Skyrim』にハマっていたのですが、当時の私はFPSゲームばかりやっていましたね。Xbox向けに『ESO』が出た時に誘われてプレイしてみて、それで夢中になりました。地下室に友達3人で集まって、テレビとXboxを用意して一緒にプレイしたのをよく覚えています!

PvEアクティビティの配信や指導を中心に活動されていますが、そうしたコンテンツのどんなところを楽しく感じていますか?

私のPvEコンテンツのユニークな点として、PCと家庭用ゲーム機の両方でプレイしていることが挙げられます。どちらのプラットフォームでもゲーム内のほぼ全部のトライフェクタ*を獲得済みですが、両方でプレイし続けるのには特別な理由があります。家庭用ゲーム機版でチャレンジに向けた指導を行い、絆を作っていくのを楽しんでいるのです。

難しいのは情報面の格差で、家庭用ゲーム機版のPvEプレイヤーは、ESO LogsやCombat Metrics(CMX)といったPC版特有のアドオンを使用できません。私自身もまずはそうしたツールを使ってPC版でレイドを行い、特殊な条件下でのダメージなど(トラッシュダメージ、持続ボスダメージ、バーストダメージなど)についてどう指導したらいいかを考え、それから仲間の家庭用ゲーム機版プレイヤーの配信を見ました。PC版ではどの瞬間に何のスキルが使用され、どんな効果があり、それが正しい判断だったのかといったことが目に見えますが、それがない分、家庭用ゲーム機版プレイヤーを上達させるのは難しくなっています。

最近はチームとの絆で家庭用ゲーム機版に留まっています。私は3つのチームを約4年間率いてきましたが、その結果、たくさんのプレイヤーと親しくなりました。そのうちの何人かとQuakeConで顔を合わせたのですが、『ESO』のようなゲームで知り合った相手と実際に会うのはいいものですね。

PC版では純粋に競争を楽しんでいます。ダメージに関しては特にこだわっていて、PCチームで何かをやる時は常にパブリックログのトップを目指し、リアルタイムのDPS値を確認しています。

ただ、今はもっとスコアを上げて、単純なパブリックログや“競争相手”としてのスコアの先を目指したくてウズウズしています。この衝動が収まるまで、配信では経験のあるプレイヤーと一緒にハードコアなスコアプッシュに集中するつもりです。とはいえ、教育的なYouTubeコンテンツは今後も作っていきますし、配信中のチャットの質問にも喜んで回答しますよ。その点は今度も変わりません!



「果てしなき保管庫」は楽しみですか? 配信や解説の題材にする予定はありますか?

「果てしなき保管庫」はとても楽しみにしています。まだ数時間しかプレイしていませんが、最適な戦略を考えるのが面白そうです。各アークを進めていくと、状況に合わせたビルドが頭に浮かんできます。さまざまなボスステージや戦闘に合わせ、すでに13種類のセットアップを用意していますね! 正式にリリースされたら、ランキングのトップスコアを目指すのが楽しみです!

良いPvEレイドリーダーと素晴らしいPvEレイドリーダーの差は何でしょうか?

素晴らしいレイドリーダーとの決定的な差は、自分の限界を知る能力だと思います。これはスキル面よりも管理面が重要で、最難関コンテンツに挑む際は特にそうです。レイドリーダーは膨大な時間をかけて戦闘の分析を行い、チームのニーズに合ったグループ構成やアルティメットのローテーションを考え、自分のロールを上手くこなしながらシステムや指示出しを通じて戦闘の指揮を執ったりと、多くのことを行わなければなりません。

素晴らしいレイドリーダーができることとして、手に余る状況下でそれを見極め、責任の一部を他のプレイヤーに振り分けるということがあります。また、どんな時も常必ず「もっと良い戦い方がある」と考え、どれだけの時間と労力をかけて練り上げたグループ構成や作戦を使っていても、変更に対して柔軟であることも重要です。加えて、メンバーからのフィードバックに対しても極めてオープンでなければなりません。

グループがボスや戦闘で苦戦しているとき、どうやってメンバーに集中を促し、士気を高めていますか?

難しい部分ですね。戦況が厳しい時は、メンバーにもそれが分かります。仲間が倒れ始めるとチームを軌道に乗せ直すのは簡単ではありません。どんな形であれ、ビジュアルのリセットが効果を発揮する時もあります。ハードモードで最後のボスに挑んでいて、それまではやられたことのないメカニクスで仲間が倒れていくこともあります。そういうときは方向転換してリセットですね。

それで全てが解決するとは限りませんし、その時がたまたま不調だったという可能性もあります。そこで終わりにしないのなら、もっと楽しんで自分たちの失敗を深刻に考えすぎないようにするといいでしょう。私が率いているチームでそういうことが起きた時は、大げさに、独創的に、ドラマチックに振る舞います。間の抜けたミスを笑える感じで誇張してあげると、そのミスを犯したのがレイドリーダーの自分だった場合は特に、空気を軽くできます。みんな喜んでくれますよ(笑)。



トップレベルのPvEグループでは、個々のスキルとチームワークのどちらが重要ですか?

多くの人がチームワークのおかげと考える部分について、私はもっと個々のスキルを重視していますね。QuakeConイベントに出ているグループなどを見ると、「すごい。よく手入れされたマシンのように連携が取れている」と思うことがあるでしょう。確かにそれは事実なのですが、それが全てでもありません。レイドリーダーにはチームが状況をよく把握できるようにし、チームアルティメットの連携を取るという特別な役割がありますが、そんなリーダーでさえ、実際の戦闘では個人として自分の役目を完璧にこなさなければなりません。

つまり、成功は12人全員が良いプレイをできるかどうかに懸かっている、という意味ではチームワークと呼ぶこともできますが、私はそこで、個々の上達がチームを強くするという見方をしていますね。

『ESO』のエンドコンテンツPvEに初めて挑戦しようと思っているプレイヤーには何をおすすめしますか?

とにかく初めてみることです。第40弾アップデートでグループ検索ツールも追加されます。さまざまなレベルのコンテンツを進めているたくさんのグループがあるので、自分に合ったグループを見つけるのは難しくありません。Discordを利用し(家庭用ゲーム機版でも)、ギルドに入り、他のプレイヤーと交流し(すぐに反応できるとは限りませんが、私のDMも常に開放しています)、とにかくコンテンツを始めてみてください。

自分が興味のあるエンドコンテンツを見つけましょう。フレンドと一緒にカジュアルに楽しみたいなら、そういう楽しみ方が可能です。それでは物足りないというプレイヤーには、厳しい批評的視点を持つことを提案します。凝り固まった考えに縛られず、常にもっと良い戦術、グループ構成、ローテーションがあるはずだと考えましょう。実際それはありますから。それ以上の改善方法が分からなくなったら、他のプレイヤーに相談して改善の余地がある部分を指摘してもらいましょう。


QuakeConでコメンテーターを務めるEigh1 Puppies(中央)

ライブ解説に慣れるまでにはどれぐらいかかりましたか?

解説は以前からずっと自然に楽しんでいました。子供の頃はよく、友達がプレイしている『Madden』や『Call of Duty』に実況アナウンサーのようなコメントをしていましたね。コメンテーターとして尊敬しているのはTony Romoです。彼はとても面白くて、熱意にあふれ、知識も豊富で視聴者を楽しませてくれます。『ESO』の解説では、彼のスタイルに大きな影響を受けていますね。

全ての始まりは冗談でした。Discordでチーム同士が揉めていた時に、戦って決着をつけたらどうだって誰かが提案したんです。そうしたら別の誰かが「Eight Puppiesがコメンテーターをやればいい」と言って、そのアイデアに乗りました。丸一日かけてOBSのシーン作成を行い、演出のアイデアを調整し、話す内容を整理し、相棒のDefyに共同ホストを頼みました。それからスーツを着て、子供心に帰って楽しんだのです!

そういうわけなので、やりにくさを感じたことは特にないんです。QuakeConでは、ステージへ上がる前にGinaとFinnから緊張しているかと聞かれました。前の晩は緊張していたんですけどね。ログを読んで、各チームとそのコンテンツについて話す内容を練習し、勝負の展開に合わせたさまざまなシナリオを考えたりしていました。ところがいざ本番になってみると、驚くほど落ち着いていました。とても楽しい時間を過ごしました!

『ESO』のPvEやPvPアクティビティでコメンテーターをやりたい人にとって、最も重要なスキルは何だと思いますか?

その分野の知識と経験だと思います。起きていることをただ話せばいいわけではありませんからね。ある出来事の重要性や、それがいかに刺激的なことなのかなどを、観ている人に分かりやすく伝えなければいけません。『ESO』の「試練」などはとても複雑で、一見すると混沌とした環境に思えるので特にそうですね。危険な状況になったら、それを素早く、スムーズに説明するための知識が必要です。ある状況での興奮やパニックを自分なりの表現で伝えるには、同じ状況を経験している必要があります。それから少しドラマチックに語ることを心掛けると、自分が感じている興奮が視聴者にも伝わりやすくなります。

配信やコンテンツはどこで公開していますか?

「試練」のプレイは全てTwitch.tv/eigh1_puppiesで配信しています。ゲーム内の最難関コンテンツに挑戦する様子をライブでご覧ください。質問はいつでも歓迎しています。経験豊富なプレイヤーの親切なコミュニティが力になってくれますよ!

ビルドガイド@Eigh1PuppiesをYouTubeに投稿しています。ここではクラスの知識をつけられる詳細なDPSガイドを見たり、状況ごとのさまざまなセットアップをシェアしたり、基本的なクラスローテーションとそれらを実際のコンテンツシナリオに適応させる方法について意見を交わしたりできます。

それからEigh1_Puppiesの名前でTwitterInstagramPatreonも使っています。

#ESOFamに何かメッセージはありますか?

十分な注目を得られていないESO PvEクリエイターたちを紹介させてください。Ninja PullsはYouTubeに素晴らしいコンテンツを投稿していて、経験の浅いプレイヤー向けのPvEエンドコンテンツ解説は特に秀逸です(TwitchTwitterでも活動しています)。Charles(TwitchYouTube)とHyperioxes(TwitchYouTube)はTwitchで日々世界記録を競い合っている最高クラスのプレイヤーです。特定のシナリオに特化した素晴らしい動画をYouTubeに投稿していて、トップクラスのプレイを目指す人におすすめです。世界記録を目指す中で生まれた戦略や構成については、2人ともオープンにシェアしてくれています。そしてRY ESO(YouTube)は高レベルなDPS動画を複数投稿していて、こちらも見逃せないクリエイターです。

自分のギルドのチームメイトにも感謝しています。PantheonまたはMental Barrierの名でご存知の方もいるかもしれませんね。長年に渡り、彼らの素晴らしい働きで進歩し、成功することができました。彼らは『ESO』コンテンツクリエイターとしての私の活動にとても協力してくれています。彼らのことは個人レベルで大好きですし、彼らなしに今の私はありません。これには現在のチームメイトや、過去に一緒にプレイして大切な思い出を作ってくれた仲間も含まれます(Mchap、君のことだよ、兄弟)。

忙しい中でインタビューに協力して、#ESOFamに情報を共有してくれたEigh1に感謝申し上げます。

*編集注:トライフェクタはダンジョンと試練の両方で獲得可能な、極めて高難度のエンドコンテンツ実績です。

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