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キャラクター特集 ー スティボンズ

最新のキャラクター特集で、レディ・クラリス・ローレントの忠実なる召使、そして度重なる不運に見舞われたスティボンズについて学びましょう。


親愛なるレディ・アラベルへ

可笑しなことを訊くのね。私たちのような貴族女性の日々の業務を手助けするために、召使の雇用を勧めるかですって?その質問に、簡単には答えられないわ。

基本的に、服や宝石、そして身の回りのアクセサリーの整理や手入れのために召使を雇うのは必須として、着付けや髪をセットするための召使も同じくらい必要ね。旅に出かけるための荷造り、食事の用意、そしてお茶出しの手伝いは言うまでもないわ。もし不適切な召使を雇ってしまった場合、オブリビオンに毎日牛車で向かうような経験をする羽目になるわ。参考までに、私の忠実なる召使のスティボンズと共に経験した試練や困難について話しましょう。

誤解がないように言っておくと、スティボンズはダークエルフが飼いならしたニックスハウンドのように忠実よ。だけど、思わず手を出してしまいそうになるほど私を困らせることがよくあるの。例えば、彼は常に監視していないとすぐサボろうとするし、飲酒の加減を知らない。貴方が執筆した捜査官ヴェイルの物語に異常なまでの執着があるわ。そして、寂しがり屋の子犬のようにいつも私の邪魔をしてくるの。

ご存知の通り、私は仕事で多くの異国の地に足を運び、数々の冒険を経験してきたわ。これについては、貴方もきっとどこかで耳にしたことがあるでしょう。私を助けようとしてくれる彼の努力には感謝しているけど、ほとんどの場合はそれが空回りして、私が彼の尻拭いをしなくてはいけないことが多々あるのよ。詳しく知りたい?そうね、貴方のためにも説明させていただくわ!

古代の遺跡の調査から、デイドラの遺物の研究、秘められた財宝の探究に至るまで、スティボンズはまるで困難に吸い寄せられるかのように何かを壊したり、呪いを発動させたり、罠を起動させたりするの。確かに、私が犠牲になるよりかはましかもしれないけど、それでももう少し慎重になってほしいものだわ。幽霊に取り憑かれたり、ゴブリンに変身させられたり、美しいデイドラに囚われたり、氷漬けにされたり、アルゴニアンの卵に閉じ込められたり、複製を何体も作成されたりしたこともあるわ。巻物の読み方を間違えて、蜘蛛の巣に囚われたことについては触れたくもないわ。彼が面倒に巻き込まれるのと同等の時間とゴールドを、彼を救い出すたびに費やしてきたわ!

これは他言無用でお願いしたいのだけれど、それでも私には彼が必要なの。スティボンズは衣服のアイロンのかけ方から髪の結い方まで、私の好みをすべて熟知している。美味しいお茶を淹れ、格別な魚のシチューも作れる。私が必要としている物がどこに収納されているかを把握していて、必要な時には素早く用意してくれるの。私のあらゆる研究結果も整理してくれるおかげで、レポートの作成や旅行記を書き記す作業も想像以上に簡単よ。それに、あなたの悩みの種である繻子についたインクの染み抜きだって上手なの。

これは書かずにいようと思っていたのだけれど、私は私なりにスティボンズのことを大切に思っているの。欠点を含めて、彼と一緒にいることに慣れてきたかもしれない。もしかしたら、私が彼を信頼しているのと同じくらい、彼も私を必要としていることを知ったかもしれないし、単に足のマッサージがとっても上手だからかもしれないわ。ドゥエマーの遺跡の長い探索を終えた後の彼のマッサージは格別よ。もし、ここで記したことをスティボンズに話しても、私は断固としてそれを否定するでしょう。そうなれば、私は貴方とスカルド王ジョルンの間にあった秘密の出来事について口を滑らせてしまうかもしれないわね。あれ?向こう見ずなリガートだったっけ?ノルド族って皆同じような顔をしているのよね。

長々と書いてしまったけれど、結論としては、優秀な召使を探すことをお勧めするわ。恐らく貴方は、私が書き記したのは真逆の特徴を持った人物を見つけられれば、きっと幸せになれるでしょう。

最後に、もう一つの質問は丁重にお断りするわ。スティボンズの契約を譲渡する気はありません。冗談でもその話はしないでちょうだい。

心を込めて

レディ・クラリス・ローレント


タムリエルに困難があるとすれば、スティボンズはレディに忠誠を尽くす中でそれを味わってきたでしょう。皆さまは冒険の中で、スティボンズにもう出会いましたか?


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