他のシーエルフたちが外部の者に協力することを拒む中、シラヴェイン船長は独自の道を進んでいます。最新のキャラクター特集で、この謎めいた海賊について学びましょう。
ステファン卿へ
ご命令に従い、ガレンの西海岸でシーエルフの痕跡を調べたところ、我々が予想していた通り、ドレッドセイル海賊団はトネール城の廃墟の近くに上陸していました。彼らは城の古い岸壁の周りに営倉を築き、現在は数隻の軍艦が係留されています。ただならぬ襲撃ではない模様です。
ドレッドセイルを一日観察した後、ヴァスティルに戻るために気付かれぬようその場を立ち去りました。しかし、古城を通り過ぎたところで不覚にも待ち伏せに遭ってしまったのです。木の陰から長身のシーエルフの女性が現れ、私の胸骨に剣を突き当ててこう警告しました。
「あたしが待っていたのはあんたじゃない。何者だい?ここで何をしている?」と、彼女は不気味な笑みを浮かべながら言いました。恐怖を装う必要があったわけではありませんが、「ただの木こりです。 グリマーターンのヴィスバートと言います。ちょうど家へ帰るところでした。」と、恐る恐る口ごもりながら嘘をつきました。「斧も持たずに木こりとはね。」と、そのシーエルフは言いました。「それに帰り道も分からないだなんて、一体どんな木こりのつもりだい?」「伯爵の密偵にしか見えないね。」と、別のシーエルフが物陰から鋭い声で囁きました。「そいつを始末して痕跡を隠しましょう、船長。そうすれば、まだ獲物を狩るチャンスがあるわ。」
私の胸にナイフを突き立てていたシーエルフは、肩をすくめながらながらこう言いました。「もう一度チャンスを上げる。さもなくば一等航海士の提案に従うわ。次の言葉は慎重に選ぶことね。」このままでは終わりだと悟った私は、せめて名誉ある最期を迎えようと決心して「モーナード家に仕えるヴィスバート軍曹だ。」と、彼女に向かって大声を上げました。「ここには偵察に来た。伯爵はお前たちドレッドセイルがここにいることをご存知だ。シーロードに伝えろ。ガレンは我らの故郷であり、そのためには戦うつもりだ。」
「少しは度胸あるじゃない!」と、そのシーエルフが嘲るようなお辞儀をしながら答えました。「あたしは黄金の刃のシラヴェイン船長だよ。以前はドレッドセイルに属していたけど、今は自分たちで行動している。シーロードに従うつもりはないし、モーナード伯爵と争うつもりもないわ。」
「では、ここで何をしているというのだ?」と、私は尋ねました。「狩り、とでも言おうかい。」と答えたシラヴェインは、「この古い遺跡に宝が眠るという噂を聞きつけて、あたしの獲物がもうすぐやってくるはずよ。おびき出すためにでっち上げた話だから、あいつが見つけるのはこのあたしだけどね。それじゃ、あたしの計画を台無しにする前に早く消えてちょうだい、ヴィスバート軍曹。」と言いました。
すると岩陰から、大きな体を持った3人目のシーエルフが船用の斧を掲げて現れ、「しかし船長!そいつは俺たちのことをブレトンに伝える気ですよ!」と抗議しました。シラヴェイン船長は「それで?」と言った後、「この軍曹が言うには、モーナードはこの島のために戦うらしいじゃない!ドレッドセイルは手が回らなくなるはずよ。あいつらが他に気を取られれば取られるほど、あたしたちにとっては好都合だよ。」と続けました。
「分け前を得るのに苦労することになるでしょうね。」と、残忍な一等航海士は陰険な囁き声で呟きました。「狩りが優先よ。」とシラヴェイン船長はきっぱり言い放ち、「他の場所にも良い獲物はたくさんいるっていうのに、ドレッドセイルがガレンで何を企んでいるのか全く見当もつかないわ。」と言って振り返り、顔をしかめながら私に「あんたはいつまでここにいるつもり?」と言いました。
それを聞いた私は、背中に矢が飛んでくることを半ば覚悟しながら急いで立ち去りましたが、シラヴェイン船長は約束通り私を解放しました。彼女と仲間がドレッドセイルに敵対した理由や追跡していた人物には見当もつきませんが、ステファン卿、これだけは明言できます。シラヴェイン船長は、私がモーナード家に仕えてから偵察したり、戦ってきたりした他のシーエルフとは明らかに異なります。また、彼女の姿を見るのはこれが最後ではないでしょう。
ヴィスバート軍曹
ドレッドセイルの悪名高い海賊に愛想を尽かしたシラヴェイン船長を、船員と共に味方にすることはできるのでしょうか?ガレン島を守るために、黄金の刃と一緒に航海する準備はできていますか?TwitterまたはInstagramでお知らせください。DLCゲームパック「ファイアソング(Firesong)」とアップデート第36弾のベースゲームパッチは11月1日に登場します。