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テイルズ・オブ・トリビュートの開発者が新しいパトロン&デッキのアルマレクシアについて語ります

テイルズ・オブ・トリビュートの開発者によるQ&Aで、新しいパトロンとデッキのデザイン及びメカニクスへの考察を深めましょう!

新章「ネクロム」のリリースに伴い、テイルズ・オブ・トリビュートに新しいパトロン及びデッキのアルマレクシアが登場しました。タムリエルにおける人気カードゲームへの新たな追加に携わった、シニアシステムデザイナーのIrenio Calmon-HuangとJohn Carlsonのお2人に、そのデザインとメカニクスについて話を伺いました。

テイルズ・オブ・トリビュートについて話を訊く機会を設けていただき、ありがとうございます。早速ですが、この新しいパトロンとデッキに導入される新たな機能とメカニクスについて教えてください。

John:ネクロムで導入される新メカニクスは3つ(と半分)あります。まず、一番顕著なのは「制限」です。これは、アルマレクシアのエージェントによって発動され、対戦相手のクールダウンにある任意のカードを、そのエージェントがプレイから削除されるまで人質にすることができます。

Irenio:2つ目のメカニクスは「寄贈」です。これは、より良いカードを引く可能性と引き換えに、あまり役に立たないカードを手札から捨てることができます。

John:3つ目のメカニクスは、アルマレクシア自身が有します。彼女のパトロンのアビリティである「猶予」は、相手のデッキの上から数枚を閲覧し、相手のクールダウンに1枚まで配置することが可能です。このパトロンが自分に好意を寄せているほど、相手のデッキの深部まで閲覧することができますが、アビリティのコストも上昇します。

Irenio:これは、制限のエージェントとの相性が良いので、プレイヤーの皆さんがどう使用するのかが楽しみです。

John:アップデート第38弾の新メカニクスの中で、最後にご紹介するのは、ハイ・アイルのリリース時に導入したものに改良を加えた「手札更新」です。これは、クールダウンの山から任意のカードを選び、手札に戻すことができます。

この新しいデッキとパトロンをデザインする際の目標は何でしたか?

John:当初の目標は、相手が最初の数ターンでとても有利なカードを手に入れてしまい、追いつくことができないと感じているプレイヤーのためのデッキを考案することでした。

Irenio:対戦相手が突然強力なカードを入手したり、対抗策が何もないように感じてしまうと、戦意が喪失してしまいますよね。そんな時のために、ゲームに復帰するための新しい方法を提供したいと考えました。



このデッキのカードを使用することで、プレイヤーはどのような体験ができますか?

John:アルマレクシアは、より「コントロール」の領域に近いと言えるでしょう。ラジーンのデッキが相手を少しずつ削って時間を稼ぐのに比べ、アルマレクシアは特定のカードやコンボを遅延させることに長けています。

Irenio:アルマレクシアのゲームプレイは、素晴らしいコンボを繰り出す可能性を秘めていますが、誤ったタイミングで間違った判断を下すと失敗する恐れもあります。彼女のアビリティは、敵をスローダウンさせながら、自分のプレイをスピードアップさせるのに役立ちます。


アルマレクシアの得意なマッチアップ、苦手なマッチアップは何でしょうか?

Irenio:面白いことに、ラジーンはアルマレクシアのパワーと相性が良い一方、彼女の寄贈や制限のメカニクスを発動させるために必要なコンボを中止させることにより、それに対抗することも可能です。

John:その通りです!一方、赤鷲のパワーカードは一貫してエージェントをKOして破壊するため、そもそもカードを制限する機会が減少します。



ラジーンの他に、プレイヤーがアルマレクシアのカードを使用する上で、期待できるシナジーはありますか?

Irenio:正直なところ、私たちが予想していなかったシナジーを、皆さまが発見してくれることに期待しています。アルマレクシアは非常に柔軟で、他の数多くのデッキを強化することができます。例えば、寄贈はカラスの公爵と相性が良く、プレイスタイルをさらに加速させることができるのです。

John:プレイヤーは、デッキ「聖ペリン」の挑発でエージェントを防御したり、デッキ「アンセイのフランダー・フンディング」のドロー更新により、完璧なトップデッキを引くことで、制限に対抗することができます。アルマレクシアは、かなり攻撃的な戦略以外であれば、あらゆる戦略に組み入れることができます。

これまでのパトロンから得た教訓で、アルマレクシアの開発時に活かされたものはありますか?

John:結局のところ、プレイヤーがテイルズ・オブ・トリビュートのゲームで選択するデッキは、ゲーム中に見られるカード総数の5分の1にしか至りません。以前、ドルイド王を導入した際は、ゲーム中にタバーンでより多くのカードが確認できる一貫した方法をプレイヤーに提供したいと考えました。アルマレクシアでは、ランダム性の天秤を自分へ有利に傾けるため、対戦相手が購入したカードとさらにインタラクトする必要があると感じました。

Irenio:新しいデッキを作成する時、私たちは対戦相手とのプレイや、カウンタープレイのための新しい機会を追加することを目的としています。アルマレクシアは、パトロンのパワーと制限のメカニクスの間で、テイルズ・オブ・トリビュートの実装とともに導入された基本のメカニクス以来、対戦相手を混乱に陥れる最も直接的な方法を備えています。

テイルズ・オブ・トリビュートの最新アップデートについて、お話を訊く時間を割いてくれたJohnとIrenioに感謝します!新章「ネクロム」に伴う最新コンテンツをプレイすることで、新しいアルマレクシアのセットの断片を集めることができます。最新のカード及びパトロンを確実に入手したい方は、今こそテルヴァンニ半島に足を運びましょう!皆さまは、テイルズ・オブ・トリビュートの対戦でアルマレクシアを試すのは楽しみですか?


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