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ESO デベロッパスポットライト:Laurenが綿密に彫り上げたタムリエルの地図

今回は、ZeniMax Online StudioのLauren McKenzieが制作したタムリエルの木彫りの地図について、本人に話を伺いました。

こんにちは、Lauren!今回は、あなたの経歴とあなたが制作したタムリエルの地図について話を訊きたいと思います。まずは、ZOSに入社した経緯を教えてください。

私がZOSに入社したのは2017年、大学を卒業してちょうど1か月が経った頃でした。当時、私は女性同士で支援し合うことに焦点を当てたゲーム業界の団体に所属しており、そこでの活動を通してZOSのチームと連絡を取り合うようになりました。他の皆と同じように、私も昔からエルダー・スクロールズ・オンラインのファンだったので、インタビューの機会を得ることができた時はとても興奮しました!

エルダー・スクロールズ・オンラインで担当している業務について教えてください。

私は、バイオームチームのシニア環境アーティストです。主に、木・岩・滝・空といったESOの世界に登場する有機的なアセットを制作することに専念しています。一番好きなのは花を制作することで、明るくてカラフルであればあるほど、やりがいがあります!



タムリエル全土の地図

The Elder Scrollsのように大勢の人から愛されるIP及びブランドに携わるのは、どういった心境でしょうか?

未だに信じられません!いちファンだった私が開発者の一員になれたことは、本当に幸運だと感じています。ESOのさまざまな環境の外観の制作を通してこのIPの開発に携わってきたことは、とても刺激的な経験でした。また、業務外でもファンの皆さまとたくさん交流することができました。自分が開発の一端を担っているゲームについて、熱狂的なファンの皆さまから話を訊けるのは大きなモチベーションに繋がります。

あなたが制作したタムリエルの素晴らしい木製の地図について教えてください。このアイデアはどのように生まれたのでしょうか?なぜ木で制作することにしたのでしょうか?

父の影響から、私は地図に少しこだわりを持っています!(笑) 幼い頃、父が制作した2枚の大きな地図が、家の「地図部屋」の中に飾られていました。その名前から想像できる通り、その部屋の中には他にもさまざまな種類の地図がありました。私は旅行で訪れた先や本で読んだことのある場所をピン留めしたり、ただ単に素敵だなと思った所をピン留めしたりしていました。

ZOS社内で開催されるアートイベントに参加できる機会を得た際は、地図を制作するのが自然な選択だと感じました。木で制作することに決めたのは、大きくて丈夫なものにしたかったのと、平面の地図では表現することのできない地形学を強調したかったからです。



サマーセットと地図に彫られたコンパス

この作品が完成するまでの工程を詳しく教えてもらうことはできますか?特に苦労した点はありますか?

もちろんです!最初に着手したのは、地図のデザインです。参考になる資料はたくさん持っていましたが、私が使用していたレーザーカッターできちんとすぺてのパーツを切断できることを確認し、制作の途中で失くしてしまうような無数の小さい島を作らなくて良いように、すべてを手作業で行う必要がありました。

4つの層それぞれを地形学に則って設計し、ウォールナット、チェリー、バーチの3種類の木材から切り出します。あとは、染色して組み立てるだけです。

正直なところ、一番苦労したのは作品の大きさです。私が所有しているレーザーは小さい材質のみを切断するように設計されているため、40インチという大きな地図の制作には、やや手間がかかりました。

このように詳細なタムリエルの3D地図を制作するにあたり、参考にしたものは何ですか?

ESO開発者の特権として、公表されていない地図やタムリエル全体の地形図も確認することができました。これは大きな助けとなりました。

ここだけの話、都市を適切な位置に配置するためにゲームも頻繁にプレイしていました!



Laurenによって慎重かつ丁寧に設計してカットされたタムリエルの各地域

この地図の構成で、特に気に入っている点はありますか?

これは、私がこれまでに制作した中で最も大きな作品です。私がこれまで手掛けたレーザーアートのほとんどは、高さが8から14インチでしたが、これは40インチもあります。このスケール感で作品を作るのは非常にやりがいがありましたが、予想外の苦労も生まれました。また、小さなパーツをすべて所定の位置に接着するだけでも、予想以上に時間がかかりました。

完成した地図を見せた時のチームの反応はいかがでしたか?今その地図はどこに飾れていますか?

チームの皆は本当に驚いたようでした!アートイベントの話を聞かされた時、私たちは3日間、なんでも好きなものを作って良いと言われました。他のメンバーは想像力を休めるための休暇ぐらいに思っていたようですが、多くの人たちは本当に素晴らしい絵画や彫刻を作り、あるグループはESOのペットの衣装まで作っていました。(編集者注:これは今後のESO デベロッパスポットライトの候補です!)

チームの皆にはレーザー加工のことについてはあまり話していなかったので、見せた時に不意を突かれたように驚いていたと思います!地図は現在、私の家にあるオフィスの、犬が9割占拠している読書用の椅子の上に飾っています。



シロディールとダボンズ・ウォッチのクローズアップ

同様の作品を制作したいと考えているコミュニティのメンバーに、何かアドバイスはありますか?

一番のアドバイスは、設計時のプロセスにきちんと時間をかけることです。できるだけ多くの参考資料を集めてから、練習用のドラフトを制作しましょう。急ぎ足で楽しみにしている部分まで進めて、後から失敗した部分をやり直すこと羽目になっては非常に残念ですから。

これから取り組もうとしている同様のプロジェクトはありますか?もしあれば、そのヒントを教えてください。

クリスマスシーズンが近づいているので、いくつかプレゼントを制作するつもりです。私の次の作品に関しては、恐らくゲームかD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)に関連したものになると思います!

本日は、このような素晴らしいプロジェクトについてお話しする時間を設けていただきありがとうございました。私たちのスタジオ内やESOコミュニティにも、クリエイティブなElder Scrollsファンが多数在するため、もし、スポットライトを当てるにふさわしい作品を手掛ける#ESOFamのメンバーをご存じでしたら、 TwitterまたはInstagramでお知らせください!


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