今回の記事では、エルダー・スクロールズ・オンラインのベテランプレイヤーがロールプレイング（以下：RP）を探求する中で、いかに独自の世界観を生み出しているかをご紹介します！
ESO内RPの仕組みを明らかにするため、今回はコミュニティでも人気のTea the KhajiitとRykothの2人にお話を伺いました！
それでは、自己紹介をお願いします！
エルダー・スクロールズ・オンラインをどのくらいプレイし、ゲーム内RPはいつ頃から始めましたか？
Rykoth：こんにちは！
私は、ESOを始めた当初からプレイずっとRPをしています！
エルダー・スクロールズの全シリーズのファンなので、私にとって単純に新しいMMORPGを見つけたというわけではありません。
エルダー・スクロールズは、私がSFの世界からファンタジーのジャンルにのめり込むきっかけとなり、ゲーマーとしての道を明らかにしてくれました。
Tea：こんにちは！
Twitchでは私のことをTea the Khajiitでご存じの方もいるかもしれませんが、ストリーミングを始めるずっと前の、ESOのRPサークルではKi'teaとして知られていました。
私は多くの週末をベータテストに費やし、理想のキャラクターができるまで何度も作成を繰り返しました。
そして、キャラクターのレベルアップなどが落ち着いて、ゲームのサービスが開始された約一か月後にロールプレイングを開始しました。
ロールプレイングをするにあたって、お気に入りキャラクターはいますか？
彼らについて教えてください！
Rykoth：お気に入りのRPキャラクターを選ぶのは、お気に入りのペットを選ぶのに似ています。
今は私のメインキャラクターである、スタミナ特化型ドラゴンナイトのキャラクターで楽しんでいます。
彼は、オーシマーの狂戦士でGorthal Blackforgeと呼ばれた元傭兵が首領となったキャラクターです。
彼の物語は、彼がドルアダッチ山脈で生まれ、彼の兄が首領になったため故郷を離れたという事実に基づいています。
そして、彼は最終的にロスガーに拠点を置くオークのクランを支援し、その後、同族の首領に昇進するまでの傭兵になりました。
Tea：私は、最愛のキャラクターであるKi'tea1人に全力を注ぎました。
彼女は元奴隷であり、自由を手に入れた後はトリビュナル聖堂でボランティアの使用人として、掃除をしたりゲストに飲み物を注いだりして仕えていました。
その後、彼女はテルヴァンニの誓いを立て、ダンマーの名家に入るという夢を実現しました。
Teaは、彼女のカジートの祖先に近い存在ではありませんが、魔法の研究の手がかりを求めて南エルスウェアへと移動しました。
ESOのRPでは、どんなゲーム内システムやツールを使いますか？
Rykoth：それは難しい質問ですね。
クエストやクラスのメカニクスのような物はRPではあまり認識されていません。
背景としてクエストを進めるかもしれませんが、私のキャラクターはイヴァルステッドにいる単純な農夫かもしれません。
私たちはオープンワールドでRPを行い、/感情表現 や /話す のコマンドを使用したり、実際の感情表現も使用します。
また、キャラクターの性格に合った、格好いい衣装等も作成します。
そして本当に重要な冒険では、多くのプレイヤーが所有している家の中から1つを選び、冒険に合った特別で素晴らしい家に変えるのです。
Tea：私が最も使用するツールはチャットボックスです。
デフォルトのチャットボックスでは /話す であり、これをキャラクターのダイアログに使用します。
テキストに色を加えたい場合は、アクションの説明に /感情表現 を使用し、RPではこの2つをキャラクターに厳密に使用します。
他のプレイヤーに何かを伝える時は、キャラクターではなくプレイヤーが発言していることを意味する括弧を使います。
普段は、ギルドチャットとグループチャットをキャラクターのチャット以外で使用します。
家はRPの拠点として機能させ、イベント用のカスタムエリアを作成するのに最適です。
アドオンを使用すると、可動するパーツで複雑なセットも作成可能です。
他に使用しているゲーム内システムは吹き出し機能です。
前までは、RPの大規模なイベントではイベントの経過を追うことが困難でしたが、吹き出し機能は話している相手の返答を即座に見つけることができ、カスタマイズすることも可能です。
セッションの準備はどのように進めていますか？
Rykoth：RPには沢山の種類があり、オープンワールドでのランダムな交流から、計画的なシナリオ、ゆっくりと過ごす夜のRP、1対1の激しいキャラクターセッションなど様々です。
セッションの準備はRPの種類によって異なりますが、私はキャラクターの気持ちにさせてくれる音楽を聴くのが好きです。
Tea：RPの時間をしっかりと確保することです！返信を書くのには時間が掛かるのと、物語の良いところで夕食を作るために席を外したい人はいないと思います。
一般的なロRPの機会や、RPを気軽に体験する方法を探しているのであれば、数あるRPイベントのコミュニティの1つに参加してみてください。
殆どの場合、コミュニティには自由に参加したり離れたりできるだけの十分なプレイヤー数がいます。
そして、イベントを実施したいと思っている人は、仲間プレイヤーの時間を尊重するため、1時間半から延長しても2時間までのRPをお勧めします。
ESOのRPを考えている初心者に共有できるコツはなんですか？
Rykoth：先入観を捨てることです。
私たちがしていることをよく知らない、あるいはよく分かっていない人たちにロールプレイを茶化されることがよくあります。
PVEまたはPVPに様々な「レベル」があるように、RPをするプレイヤーにも様々な人がいます。
私たちは全員の代表として話すわけではないですが、そのような判断をする前にRPを体験して欲しいと思います。
思い切ってRPの世界に足を踏み入れてみてください。
間違いを犯すことや自分の居場所を見つけることを恐れないでください。
説得力のあるキャラクターをRPするのに、ESOの伝承に関するすべてを知っている必要があると思い込まないでください。
誰もがすべてを知っているわけではありません。
もし、知っていると言う人がいるのであれば、その人はシェオゴラスの使いであなたを騙そうとしています！
Tea：キャラクターの生い立ちを考え過ぎないでください。
主人公の物語を既に知っている本を読むと想像します。
確かにそれでも面白いかもしれませんが、初めて聞く物語を読みたいとは思いませんか？
本当に必要なのは、キャラクターの性格がどのようなものであるかについての一般的な考え方です。
後は、物語が進むに連れて他の楽しい要素を考えればいいのです。
RPの初心者であることを他の人に話すのをためらわないでください。
私たちは常に新しいプレイヤーを歓迎しており、助けが必要と分かればより多くの手助けができます！
Rykoth：ESOのRPとESOのRP Discordが主な2つのリソースです。
私たちの多くは、キャラクターのストーリを投稿したり、アイデアの議論を行うフォーラムと、同様の機能をリアルタイムで提供してくれるDiscordにネットワークを構築しています。
私の頼りになるリソースはUESPであり、私のキャラクターが知っているであろう伝承に関連する情報を調べる時、または特定の言語に関連する情報の抜粋などを探す時に使います。
私が実際に使用しているリソースの多くはRPのためではなく、伝承を調べるために使用します。
Tea：私は、ESO-RPにあるエルダー・スクロールズ・オンラインのRPコミュニティ専用のウェブサイトを使用します！
サイトには、整理されたRPに基づいたDiscordsのリストがあります。
そして、ファッションを重要視する「Fashion Scrolls Online」のプレイヤーのためのESO Fashionも最も貴重なリソースの1つとして使用します。
これにより、モチーフや家具アイテムを簡単に検索することができます。
アドオンに関しては、「pChat」はチャットログの履歴を残すことができ、チャットウィンドウのサイズを自由に変更できるアドオンも重要です。
そして、「No, Thank you」というタイトルのアドオンは、メニューを操作している時のキャラクターの不要なアニメーションを停止させることができます。
ESOのRPコミュニティを特別なものにしているのは何ですか？
Rykoth：エルダー・スクロールズのコミュニティには、私がこれまでに参加した他の多くのコミュニティよりも優れたものがります。
もちろん完璧ではないですが、誰もが良いRPに対する異なる考えを持っていて、PVEとPVPのグループと同様にRPでも議論したり、意見の相違があったり、討論したりします。
しかし、コミュニティを特別なものにしているのは、全てのものが混合していると感じることができるからです。
私たちは4年前にイベントを開催しましたが、このイベントは未だに当時ESOにいなかったプレイヤーたちにとってのRPの参考例となっています。
Tea：何年か掛けてエルダー・スクロールズシリーズは、キャラクターに名前を付け、多少の生い立ちを作成し、ゲームの世界で行うクエストやアクションに基づいてRPの選択肢を選ぶことを自然にしました。
ESOが、タムリエル全体で一緒に物語を描くことができる巨大なキャンバスを提供してくれたことで、最終的にすべてのキャラクターに命を吹き込むことができました。
ESOのRPコミュニティでの一番好きな思い出について教えてください。
Rykoth：私のお気に入りの思い出はノルドをプレイしていた時のものです。
活動の休止から戻ったばかりの私は何か違うものを求めていました。
そして、私はギルドに加わり（Hammer of Atmoraに感謝）ノルドのスカルドがエボンハート・パクトでの権力闘争に関与していることを知りました。
ノルドとダークエルフの間で交わされる緊張感のある議論や交渉の末に、ようやくグループの努力が実を結びシロディールのブルーマを制圧し、そこでいつまでもRPをするという最高のシナリオを迎えることができました。
そこで私はESOのRPコミュニティが好きだということに気づきました。
Tea：シロディールでのRPは、敵とテキストでコミュニケーションを取ることができないため、完全な混乱状態へと陥り、まるで映画のアクションシーンをプレイしているかの様でした。
しかし、RPコミュニティ全体に大きな影響を与えたこのRPに参加できたことはとても刺激的でした。
その中の1つが、元々はダガーフォールとエボンハート・パクトのギルドの間で行われたブルーマの戦いです。
ドミニオンのRPギルドが戦いに不意に現れ（事前計画に関する情報を収集していました）戦況が大きく覆されました。
RykothとTeaが、ESOのRPへの情熱を共有してくれたことに、大変感謝しています。
もしRPを試してみたいと思ったのであれば、この最新のコミュニティスポットライトが、タムリエルで独自の冒険を作り出すきっかけとなることを願っています！
そして、ESOのRPを既に楽しんでいる場合は、その冒険とキャラクターについてTwitterでお知らせください！
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