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キャラクター特集ー血塗られた角ドミーハウス

ミノタウルスの首領である、血塗られた角ドミーハウス(CV:間宮康弘)はジェラール山脈全体を脅かしています。
DLCゲームパック「Horns of the Reach(リーチの双角)」のキャラクター特集では今回、この悪役のミノタウルスについてご紹介します。


息子たち、娘たちよ。
血族を集めるのだ。
散り散りになった一族が再び結集する時が来たのだ。
なぜなら間もなく住処が見つかるからだ。
私は醜い魔女のお告げを聞いた。
30日の昼夜をかけて岩山の高地に精通しているカラスが獣の死体をついばむ山道をたどり、カラスがついばみ粉々になった骨から何かが得られないかを探し回った。
すると満月の光の下、我らが神である狩りの父が、彼の加護を授けた獣の姿をあらわにしたのだ。

身の丈は私の2倍、横幅は3倍もあろうその巨大な獣は、定命の者に対し策を弄する事を必要としない。
月明かりの下で光るその鋭い眼は私を捉えていた。
我々はお互いに、不安よりも好奇心に満ちていた。
魔女が口ずさんでいた双子の月をその角で貫く獣は、この人知を超越した生き物のことを指していたのだろうか。
私は自問自答し始めた。
果たしてお告げに従ったのは正しかったのか、それとも見誤ったのか。

この獣がすっくと立ち上がると、私の疑念は脇に打ちやられた。
なぜなら、醜い魔女が熱にうなされた夢で見たと言っていた、夜空の天頂にある双子の月と並んだ獣の角を私は垣間見たからだ。
その時ようやく、狩りの父が私に欲していたものがなにか分かった。
鋭い月に向かって、意気揚々と私は喉をつき出し、両腕を大きく広げ、うなり声をあげた。
獣の大きな手が私の喉元を掴みその叫び声は短くなってしまったが、私はうろたえなかった。
その夜に私が獣の生贄になることを狩りの父が望んでいたとしたら、選ばれし獣の手で死ぬのは父の思し召しだと覚悟したのだ。

獣は軽々と私の首から下がっていた護符を引きちぎり、彫刻が施された赤らんだ石をまじまじと眺めていた。

「ケプトゥ」と彼は口にした。
私にとって何の意味も持たない言葉ではあったが、悪くない予感がした。

獣が冷たい石にかがみ込むと、山に向かって呼びかけるように、意味のない言葉を繰り返し口にし始めたのを、私は黙って見つめていた。
すると、石に変化が出始め、平らであったはずの石が水鉢のような形へと変化したのだ。
獣は角の先で自分の手のひらに傷をつけ、そこから流れる血を鉢の中に流し入れ、私にも同様のことをするように命じた。
我々の血が鉢の中で混ざり合うと、熱を帯びた傷はやがて月の光のように静まっていった。

獣は拳の中で握り締められて小さくなった我らが先祖の護符を、私に差し出した。
そして、鼻息を荒くして、護符をバラバラに砕き、その破片を私たちの血が入った石鉢の中に入れたのだ。
鉢の中に入れられた小石の転がるような音が何倍にもなって聞こえてきたが、風に乗って運ばれてきたわけではなかった。
その音は山の奥深くからゴロゴロと響き、まるで迷子になった幼獣の鳴き声によって長い冬眠から目を覚ました獣のうなり声のように鳴り響いた。
その音を聞いた私は、我々の国や故郷が、私たちに戻ってくるように呼んでいる音だと確信した。

気まぐれな我が息子たち、娘たちよ、我が言葉を聞け!
角の王の寵愛を受けた私に従い、先祖の地へと向かうのだ!
今日より我々はドレッドホーンとなり、ひづめと角のある兄弟たちは我々の一族となった。
そして今日この日から、我らの土地から略奪されたものを取り戻し、腐敗し堕落した、家畜のようなノルドの一族を駆逐するのだ。
血塗られた角ドミーハウスのひづめですべての弱い者は踏みにじられるだろう。
この国をもう一度建て直すのだ!

-カラスによってゲリグ・ブルブラッドから免れた、ドレッドホーンクランの族長


ファルクリースの中心部にいるドミーハウスと立ち向かう準備はできていますか?
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ESO Plusのメンバーシップの特典として、もしくは今年の8月にゲーム内のクラウンストアからDLCゲームパック「Horns of the Reach(リーチの双角)」へとアクセスすることができます。



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