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ブラックウッドのプレビュー:強大なルイナク

オブリビオンに登場する数あるモンスターの中でも、ルイナクは破壊のデイドラ公に最も近い容姿と憤怒を兼ね備えています。
デイドラ公の凄まじい凶悪性と恐ろしい計画によって生み出されたルイナクは、その筋骨隆々な4本腕を目にした者をたちまち恐怖で震え上がらせます。

 

デイゴンの5番手

「ルイナクは4本の腕を持つモンスターであり、デイゴンの精鋭の略奪者です。彼らは、ドレモラの冷酷且つ狡猾な戦略の才を持ってはいませんが、残虐非道な強さとデイゴンに対する揺るぎない忠誠心でそれらを補っています。」と、ESOのロアマスターであるLeamon Tuttleは説明します。

 


 

ルイナクのコンセプトアート

 

デイゴンの他のデイドラ信者を含め、多くの者にとってルイナクの創造やその祖先に関する詳細は謎のままであり、それらはモンスターたちのみが知る情報となっています。

 

「ルイナクの本当の起源を知る者は誰もいませんが、メエルーンズ・デイゴン率いる不滅のモンスターたちの軍勢に加わったのが比較的最近だということは確かです。魔術師や歴史家の中には、ルイナクはデイゴンの肉体そのものから生まれ、モーンホールドの戦いでアルマレクシアが非道な攻撃を仕掛けた時の予期せぬ結果だと考える者もいます。自身をキンと呼称するドレモラはこれを戯言としていますが、ルイナクはそれこそが絶対的な真実であるとして受け入れているようです。そのためルイナクたちは全員、自身をデイゴニックの直接的な子孫だと主張しています。彼らの狂信ぶりは凄まじく、自らを「5番手」と名乗ることもあり、デイゴンの意思が具現化した存在であると強く信じています。」と、Tuttleは話します。

 

彼らの起源と最終的な目的が何であれ、注視すべき敵であることに変わりはないため、プレイヤーはオブリビオンの門を巡る冒険を掘り下げていく中で、彼らを打倒する方法を見つけなければなりません。

 

炎と怒り

ルイナクの戦闘アビリティを設計するにあたって、開発チームは敵に一切の油断を許さない程の力を秘めたモンスターを制作したいと思いました。

 

「ルイナクの制作は、メエルーンズ・デイゴン自体のイメージを反映したデイドラの精鋭を想像して行われたため、凶暴な強さを感じさせることが非常に重要でした。プレイヤーは、ルイナクが強力な近接攻撃とより戦術的な魔法アビリティを駆使することに気付くでしょう。」と、ESOのシニアコンテンツデザイナーであるAnthony Oliverは説明します。


これらのデイドラは、巨体だけが取り柄のモンスターではないのでご注意ください。
戦闘では天性の圧倒的な腕力に加えて、敵に対してデッドランドが持つすべての力を利用します。

 

「ルイナクは、所有する武器を使い強力な魔法を唱えることができ、それらを燃え盛る発射体に変えたり、渦巻く炎の柱を召喚したりすることが可能です。火傷を負わないよう、常に動き回る準備をしておきましょう。」と、Oliverは話します。

 

タムリエルの住民にとっては幸いなことに、ルイナクがメエルーンズ・デイゴンの領域外で目撃されることは殆どありません。
しかし、一体のルイナクが荒野に忍び寄っているという噂が流れています。

 

モンスターの制作

このモンスターをデザインするにあたり、開発チームはオブリビオンのユニークな要素と主人であるメエルーンズ・デイゴンを完全に反映した、新しいデイドラのモンスターを作成したいと考えました。

 

「ルイナクについて、私たちはデイドラのモンスターとしての現実味をプレイヤーに抱かせつつも、デイドロスやクランフィアのような爬虫類の外見にすることは避けたいと考えていました。その代わり、スキャンプやヘルネなどのメエルーンズ・デイゴンと関係の深いデイドラに目を向けました。メエルーンズとの関連性が明確であるだけでなく、動物的で知的ではない性格を瞬時に連想させるようなシルエットを持つ、巨大なモンスターを制作したかったのです。」と、ESOのアートディレクターであるCJ Grebbは説明します。

 

タムリエルの冒険にとって危険な存在である一方、開発チームにとっても、この4本腕の獣を作り上げることは困難な挑戦となりました。
特に、複数の手足に関するアニメーションの制作には苦労しました。

 

「これまでの歴史の中で直面した問題の中でも、ルイナクは恐らく最も挑戦し甲斐のあるものの一つだったかもしれません。他の腕を動かしている間に使っていない腕を生き生きと感じさせるようにするにはどうすれば良いかを考える必要がありました。使っていない腕を動かしすぎると目についてしまいますが、逆に動きが少なすぎると生命力に欠け、キャラクターとの一体感を失ってしまいます。プレイヤーに不自然さを感じさせないため、偏らないようにバランスを取ることは大変でした。」と、ESOのリードアニメーターであるYoung Voは語ります。

 


 

デッドランドを護衛するルイナク

 

ESOには他にも複数の手足を持つモンスターが存在しますが、Youngはルイノクの複雑なアニメーションを制作するにあたり、他のゲームやメディアを参考にしてインスピレーションを得ました。

 

「調べているうちに、あるファンタジー映画に登場する4本腕のキャラクターが目に留まりました。キャラクターの名前は覚えていませんが、複数の腕を使って戦う彼の姿は他を圧倒し、そしてその動きは滑らかでした。私は彼の動きを実際に真似て4本の腕がどのように機能するのか感触をつかみ、制作中の獣をどのように戦わせるのかを描いたサムネイルを作成しました。その後、携帯電話を使って自分がモンスターになっている様子を撮影し、それらをアニメーション制作の参考として利用しました。」と、Voは説明します。

 

その結果、新規およびベテランの両プレイヤーにとって手強い相手となる、新しいデイドラのモンスターが誕生しました。皆さまの健闘を祈ります!

 

破壊をもたらす兵士

メエルーンズ・デイゴンの最も危険で忠実な手下たちに立ち向かう準備はできていますか?
まもなく登場する新章「ブラックウッド(Blackwood)」では、破壊の神の最も残酷な兵士と交戦しなければならず、オブリビオンの門を巡る冒険の至る所でこの獣たちと遭遇することになります。
4本の腕を持つモンスターに関するご意見をTwitterでお知らせください。

 

エルダー・スクロールズ・オンライン:ブラックウッド(Blackwood)は、6月1日(火)に登場します。
早期購入するとユニークな特典を受け取ることができ、騎乗動物「ナガハイド・ウェルワの破壊者」はすぐに使用可能となります。お見逃しなく!

 


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